柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

<太陽の子>初日舞台挨拶@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

六本木の2回目です。
こちらは映画前の挨拶。
イオンシネマは「舞台」というようなスペースがかなりこじんまりしてましたが、こちらは広い!(ドラえもん月面探査記以来かなー)
こちらも司会はさとりさん。1日一緒、うらやましいw

 

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下手から登場。架純ちゃんの衣装素敵ー!

 

挨拶から(以下架純ちゃんもカギカッコ前は敬称略ですみません)

柳楽「柳楽優弥です。本日はこういう状況にも関わらず、ありがとうございます。初日を迎えられてほっとしています」
架純「有村架純です。今日8月6日に公開できることに大きな意味を感じています。青春の話でもあるので見やすくなってると思います」
監督「10年以上時間がたってしまいまして、こうやって完成してリアルに観ていただけること、とても感動しています。よろしくお願いします。」

 

司会「映画の感想は周りからきてますか?」
柳楽「あ、そうですね。連絡くれますね。京都の知人から連絡があって、『ありがとう』と言われました。嬉しかったです」

京都の知人誰だろう~。
架純「今日舞台の稽古終わりだったんですけど、共演者の方が『今日初日なんですか。おめでとうございます』と言ってくださって、ドラマ版見てくださって『とっても素敵でした』と言われました」

司会「映画化のきっかけ」
監督「最初は日記の断片を見つけて、戦中の若い科学者の卵が新兵器の開発に携わってることが書いてあって、それだけじゃなく楽しく生きてることが浮かび上がっていて、これを物語にしたいと思いました。
(途中抜け)
3人がまっすぐ生きててエネルギー発散して演じてるのでパワフルな映画になってます」
司会「役について」

柳楽「難しかったですね。まず、京大研究生という時点でスーパー難しい(会場笑)。
さらに爆弾研究していたというので、飛び抜けちゃって、監督が京大だったので不安なことは監督に投げかけちゃってました。それに答えをくれてありがたかったです」

頭がいい役=スーパー難しいという柳楽くんかわいい😊
監督「僕も文系なので一緒に『わかんないねー』ということもあって、最後は直観力で突破してくれたなと思います」

司会「有村さんの役」
架純「観てくださる方に一番近い役どころでもあったので、よりそいながら、でも前を向いてるだけでは人間味がないので、状況悪化している中、諦めたくなる日もあるだろうなと考えて、そういう世津という女性が見えてきてからは現場に入って他の役者さんとセッションできたと思います」

司会「春馬くんについて」
柳楽「やっぱ助け合ってたというか、春馬くんは現場で気遣いできる方でしたし、架純ちゃんが縁側の大切なシーンで大きい音で中断しなきゃいけない中、架純ちゃんの演技が終わった後に『素晴らしかったよ』ってちゃんと言える方でしたし、現場のムードがあがりました」
架純「春馬さんの笑い声につられて笑っちゃうんです。エネルギーを与えてくれる方です。背中を押してくれる言葉も、普通距離感を考えてしまうんですけど、ストレートにいいと思ったらいい、素敵と思ったら素敵と言ってくれる、それで助けられた人はたくさんいたと思います。とても素敵な役者さんだと思います」

監督「2年前を振り返って、リアルにその時の風景がよみがえってくるんですよね。正直に言っちゃうと、なんでここに一緒にいないんだよっていうのはあります。間違いなく、3人の空気感やお芝居がストレートに刻まれてます」


「柳楽さん演じる主人公は相当変わったキャラクターで難しいと思ってたんですが、僕の中で魔法のメガネって呼んでるんですが、そのメガネをかけるとすっと科学者オタクの修が現れてそのままお芝居してくれて、すごいな柳楽くんと思いました」

柳楽「魔法のメガネがすごくて笑。メガネかけるとこんなにも変わるのかっていう笑」
(ここからの流れちょっと抜けてます)
監督「柳楽くんも丸刈りで、春馬くんも丸刈りで、架純ちゃんは丸刈りにはしてないですが」(会場笑)
柳楽「それやばいっすね…笑」(ツボってるw)

(司会者が何か投げかけて)
柳楽「そうですね。それこそ家族でいる時は今とあんまり変わらないんじゃないかって思って、戦時下の状況が進む中でだんだん修のセリフも疑うようなものになっていって、それによって…ネタバレになっちゃう…やネタバレにはならないと思いますが、戦争の恐さがありました」(ふんわりとしたノリツッコミをする柳楽くんw)

 

司会「架純ちゃんのよさ」

監督「普段は大人しい感じに見えますが、演技になると身構えるものを全部とっぱらってエネルギーを発散してくれて、座ってるだけなのに思いを体中にこめていて、映画で両方みれるので見て欲しいです」

最後にメッセージを

監督「まだまだエピソードありながら、これから観ていただくので多くを語らず、その時代を生き抜こうとしたお芝居を見ていただきたいです。
物理的にも海あり山ありで命がけって言っちゃっていいのかな?そういうシーンもあって、想いを込めて撮った映画なので、最後まで楽しんで欲しいと思います」
架純「この物語は70年以上前ですが、戦争が起こると思ってなかった、こんなことになると思わなかったという状況で、今もこんな状況になると思ってなかったと思うので、想像してなかったことはこの先もあるかもしれない、今に投影して観てもらえたらと思います。想像することが大事で、一歩二歩奥を想像することで、手を差し伸べたりできるのかなと思います。本日はありがとうございました。」
柳楽「本日はありがとうございました。撮影から公開まで改めて、戦時下に生きた若者のことを考えました。今日印象的だったのは広島の式典で小学生のコメントで『別れるというのは出会えなくなることではなく、忘れてしまうことだ』忘れることが一番怖い、それは人に対しても、歴史に対しても伝えていくって大事なんだなと思う数年間でしたし、1日でした。
皆で一緒に笑顔溢れる未来に向かっていけたらいいなと思いました。
(小さい声で「さーせん」)
本日はありがとうございました!」

(ちょっとかっこいいこと言っちゃったみたいな照れがあったのか、最後に小さくさーせんを付け加える柳楽くんがとっても柳楽くんw)

 

また下手からはけて、最後ドアの前で一礼していきましたー!

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以上です。
1回目も2回目も今まで以上に積極的に春馬くんのお話をしてくれたなぁと思いました。

ようやく感情的にならずに話せるようになってきたからなのか、春馬くんのことを話せるチャンスが今後はあまりなくなると思ったからなのかはわからないですが、個人的には後者の「もう『太陽の子』のプロモーション終わったら、柳楽くんから改めて春馬くんの話を聞くチャンスはもうないかも」というのは思ってたことだったので、色々聴けて嬉しかったです。

以前も書きましたが、私の中で、桃李くん、岡田将生くん、春馬くんは「柳楽くんと同世代の同志」だと思ってファンレターにも書いてたぐらいなので、柳楽くんが語る春馬くんをいっぱい知りたかったんです。
ただ聞けば聞くほど、「なんでこんなにも才能も人格も優れた人が…」という思いも強くなりましたし、一方で”1回も話したことすらない私”ですらこんなに悔いるのに、実際現場で苦楽を共にした柳楽くんの無念さはいかばかりかとも改めて思います。

だから、こうして言葉にしてくれた柳楽くんにはやっぱり「頑張ったね」と声をかけてあげたいです。

 

頑張ったね。
頑張ったよ。

 

さぁ、後は一人でも多くの人の元にこの映画が届きますように。