柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2024年Works「夏目アラタの結婚」「ライオンの隠れ家」CM:リクルートエージェント、金麦、香味ペースト

第9回仲野先生視点感想

ラスト2回です。
あ、改めて書きますが、相変わらず「仲野先生視点」です。
話が重くなっているのに、何をきゃいきゃいと思う方もいるでしょうが、
その視点で割り切って書くことにしているのでご了承ください…。
(個人的には去年まさに身内をガンで亡くしているので、色々思うことは
あるんですけどね…)

冒頭は前回の大江様の発作から。
仲野先生が到着し
息苦しくなってきましたか?胸に痛みはありますか?」と大江様に
確認しつつ
酸素は開始した?吸入は?
と朱里と和田に確認をとる仲野先生。
黙る二人に向かって「どうしたんだよ!」と強めに言うところまでは
テキパキドクターでかっこよいです。
(でも白衣の裾がぺろんてなってるのがかわいいです…)

が、大江様が安楽死を望んでいると聞き驚く先生。
脳に転移したら作家として生きる意味はないとまで言う大江様に
ちょっと待ってください。確かにそのようにお話しました。
だからこそ、できる限り転移を防ぐためにも治療を受けていただきたいんです。
それに…安楽死は日本の法律では認められていません。
と説明しますが、肩を掴まれ「患者の願いをかなえてくれる病院じゃないんですか」
と詰め寄られて茫然と立ち尽くすのでした。

そのことをセンター長に報告する仲野先生とナースたち。
(なんでこのナースメンバーなのか不明だけどw)
中心に立つ仲野先生の仁王立ちっぷりが不遜で笑ってしまう~。
仲野先生はなんと答えたんだと聞かれ
安楽死は日本では認められてないと申し上げました
と答えたところ、センター長には大江様にブログで批判される記事を
書かれるようなことは避けるべきだと非難しはじめます。
すかさず「仲野先生は精いっぱい答えてくれました」とフォローに入る朱里。
はいはい、仲のいいことで」と茶々が入りますが、私も100%同じツッコミをしましたよ…!
が、朱里は真面目に申し上げてますとプリプリ。
そうだよね、ごめんね。
やばいやばいと会議が盛り上がる中
僕は安楽死に立ち会ったことがあります」と。
ここでアメリカ帰り設定が活きたーーーーーーー!
引っ張ったなーーーー!
安楽死は死が終わりではありません。むしろ始まりです。
遺された家族の意思、患者さんの死に対する大きな責任を追い続けるんです
ということで、とにかく大江様を説得するということになります。

仲野先生、センター長を前に後ろにナースを引き連れる図が
ドクターっぽくて素敵。

安楽死を認めている国や地域でも賛否両論あり難しい問題です。
どうか一緒に治療法について検討させてください
と説得を始める仲野先生。でも相変わらず「生きたくはない」という大江様に対し
命をもてあそぶようなことをおっしゃらないでください。
完治は無理でもまだできることはたくさんあるんです。
どうか一緒に頑張ってください。僕も精いっぱいやります
と強く言う後ろで朱里の熱い視線が…!惹かれてる惹かれてる。
が、この説得も響くどころか「そういうのはもうたくさんだ」と
強い拒否にあい失敗に終わります。

で、いつもの屋上。
ベンチに倒れ込みながらの
「はぁーーーー、またやっちったぁ…」
だから!仲野先生ギャップ萌えひどすぎだから!!!
なんすか、この「やっちゃった」ではなく「やっちった」っていうの!
もっと穏やかに大江様の話を聞くべきだったのに
猛反省中です。
ナナメに倒れ掛かって、最後かかとトンって伸ばす仲野先生ずるい。
先生、間違ってませんよ
ほら、朱里も優しい声になってる。
一緒に頑張ってくださいってぐっときました。大江様にも響いたと思います
朱里ちゃんを見る仲野先生。
「ほんとは…母のことを思うと大江様の気持ちを否定しきれなくって」
「お母さんを?」
「母もガンで死んだんだ。
父と絶縁したのも、母の病気をめぐって意見があわなかったからだ」
「それでアメリカへ?」
「日本の医学界でふんぞり返ってる親父なんか絶対超えてやるって。
でも、そうそう簡単じゃなくて逃げ帰ってきたんだ」
うなだれ気味の仲野先生の白衣のエリつかんで立ち上がらせる朱里。
「ほら!違うだろ、オレンジ!」
「オレンジ?」
「こんな派手なシャツ着てひよってんじゃない。お父さんを超えるために
帰ってきたんじゃないのか、仲野!
しっかりしろ。こんなんじゃ大江様にも勝てないぞ」
言い捨てて去る朱里を見る仲野先生、またもや心奪われてます。

で、先週気付かなかったけど、仲野先生って朱里に対しては「親父」って
言うのね~。
で、まさかの第9回にして派手な色のシャツを突っ込まれるというw
しかもこの後、淡いピンク、淡い黄色って続いたから、気にしてやめた設定かと
思っちゃいましたよwその後強烈な赤に戻ってましたがw

結局転院を選ぶ大江様。しかも帝都大
それを聞いてショックを受ける仲野先生。
帝都大から手術を持ちかけられたと聞いて
まさか…仲野教授からですか?」と聞くと
君の…父上だそうだね」と実質認める発言をするのでした。
転院手続きを頼む」と言われ
拡大手術は我々も検討しました。しかし、拡大手術を行うと
呼吸状態が急激に悪くなる可能性があり、寝たきりのリスクがあります」と告げます。
ですが、いっそ手術中に殺してもらった方がいい、というぐらい
覚悟を決めている大江様。
一礼をして去る仲野先生。
結局本当に転院してしまいます。

その夜ナースの飲み会があり、和田の部屋に朱里と菜々も集まります。
そこで菜々が「そこまで一途になれるのはすごい。自分はいじっぱりだし
と言うのを聞いて、とっさに仲野先生と菜々のシーンを思い出す朱里。
そして菜々に言います。
あの…さぁ…私も仲野先生のこと…好き…かも
と。とうとう自覚したー!認めたーーー!
が、あっさりと菜々は「別にいいですよ」とw
松岡も仲野先生のこと好きなんでしょ?」と確認すると、
センター長と仲野先生のお父さんの関係性を知りたかったからと告白します。

センター長に大江様のオペが3月6日に決まったと報告を受ける仲野先生。
「そうですか」
「お父さんが…いや仲野会長が執刀されるらしい。外科学会じゃ、
反逆した弟子と骨肉の争いの息子が会長においしい患者を奪われたと、
ふっ、おもしろおかしく話題になっているそうだ」
「うちでもオペを勧めればよかったのでしょうか」
「いや、拡大手術なんて奇跡に近い。ま、帝都大は失敗例になんかしないだろうが、
いっそインオペで死んでくれりゃいいのに」
驚いてセンター長を見やる仲野先生。
「大江様が奇跡的に助かったら、うちは病院としてレベルが低いという
烙印を押される。やっぱりホスピタリティを重視した病院なんて存在価値がない、と」
(ここで入る仲野先生の横顔が美しい…)
「なんてな。そう言いたいところだが、やっぱり助かって欲しいよ」
「センター長」
「僕はぎりぎりのところで甘いらしい。この病院、大丈夫かねぇ」
センター長の思いを聞いて、改めて意を決してセンター長室を出る仲野先生。

…と、そこに朱里が立って待ってました。
仲野先生(無言でサムアップ風に親指を上に)」
もはやアイコンタクトに近いっすな(微笑)

屋上に揃う二人。
「おれもお前に話がある」
「なんですか?話って」
「そっちは」
「そっちからでしょ」
「こっちは重要な話だ(力強く)。だから?」
「(小声で)むかつくー。まぁいいわ。
私、帝都大へ行ってきます。」
「え?(動揺w)」
「田野島さん連れて大江様に会いに行く。オペの是非は
私達は言うことはできないけれど、ヤケおこしてるとしたら
大江様の心を鎮めたい」
「でも…田野島さんはもう大江様に会わないって言ってたんじゃないの」
「それは本心じゃない。だって田野島さんは大江様に特別な気持ちを持ってる。
そして大江様も」
「そんな気はしてた。告知について悩んでいるの、あれはただの看護師じゃなかったよ」
「案外繊細なんだー」
「ただ本気であればあるほど、会いになんていかないぞ。プロ意識の強い人だから。
患者のことを好きになった自分が許せないはずだ」
「私に考えがあるの」
(と言って、退院時に田野島さんに託されたものの大江様に返された原稿用紙とインクの袋を見せる)
「あ、これあの時の原稿用紙。どうすんの」(ここの言い方ナチュラルで超好き)
「ここから先は男子には言えない」
「んだよ、それ」(ここのふてくされ具合も好き)
「とにかく、行ってきます!」
と歩いていく朱里に対して
「ちょ、ちょちょちょちょちょちょっ!待って」
ここの「ちょ連打」の速さがツボすぎるーーーww
天然のかわゆさ炸裂★この後の
「こっちも話があるって言ったでしょ」の「でしょ」のトーンが
なんかもう「わかってよ」っていう含みのある言い方で甘い甘い甘--い!

「何?そうだった。何?」ドライwww
「俺も帝都大へいく」
「ついてこなくていいから」
「誰がついていくかよ。おれは親父に会いに行く。
この間君に違うだろって言われたろ?
ずっとアメリカから逃げ帰ってきたコンプレックスがあった。
親父には結局敵わないんじゃないかって。
でもそんなこと言ってるひまないんだよ。
命がかかってるんだ。おれは医者なんだから」
頷いて笑みを返す朱里。
「頑張って、ドクター」「そっちもな、ナース」
微笑み頷きあう二人。
…まではいい雰囲気だったんだけど、二人して同じ方向に歩き出し
「ついてこなくていいって!」
「あのね、ここ出口1つしかないから」
「まぁそんなに心配なら…あ!」
突然ダッシュ走りする仲野先生wwwwwwwwww
手が本気wwww
「ずるーーい!」
追いかける朱里。

……を見ている和田と菜々ww
「お似合いな二人だっちゃねー」「若い若い」
和田と菜々と一緒に私も語り合いたい!!!!

さて、帝都大で父親と対峙する仲野先生。
「お母さんの時と同じですね。
あなたは成功率は限りなく低いと知りながら、お母さんのオペを執刀した。
でも案の定オペは上手くいかなかった。お母さんは何か月も目を覚ますことなく
死んだ」
「何を言いに来たかと思えば、母親の面影から自立できんのか」
「あの頃あなたは、同じ症例の論文を書いていました。自分の妻をモルモットにした」
不適に笑う教授。
「何がおかしいんですか。もしオペをしていなかったら、例え短い間でも
お母さんは長く生きられた」
「青いな。実験的なオペのどこが悪い。挑戦なくして進歩もない。
尊い犠牲を元に最新の医療は存在する」
「しかし、目の前の命は常に1つです。代わりのいない大切な人です」
「失敗を恐れてどうやって患者を救う!そんな理想論じゃなく、もっと
質的な話をするべきじゃないのか」
(ここで顔を少し伏せますが、これがまた美しいです)
「……お父さん変わってませんね」
「私が変わる?ははははははっ」
「変わっていて欲しかった。父として、医師として」
教授に近寄って
「僕はあなたを超える医師になります。でもそれはいかに切るかじゃない。
いかに患者を救うかだ」
と宣言をして立ち去ります。
こういうシリアスな演技は本当安定してるなぁとしみじみ。

さて、朱里の方は無事田野島さんを大江様と会わすことに成功。
田野島さんと大江様は心を無事通わせ、大江様も
「成功させて生きて、必ず君に物語を届ける」と前向きな気持ちになります。
ここのシーンの大人っぷりといったら!
仲野&朱里のケンカップルとの落差が激しすぎるw

来週はいよいよ最終回。
予告で皆泣いてて、あれ?これ気軽に見れる系ドラマだったんじゃないのか?!
と戸惑ってますが、8割9割泣いても、最後の1割でケンカップルぶりは観れると
信じてるので、とりあえずもうちゅーでもするといいよ!(強引)