柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

ネタバレなしの感想を

やっぱりちゃんと書いてみようかと。
昨日、もう1回原作読み直して色々思うところあったし。

えと、まずキャスト。
柳楽くんはもちろんですが、全員映画のキャラと合ってると思いました。
田中くん演じるギモや貫地谷しほりちゃん演じるタンシオは原作とちょっと違うキャラに
設定されてるんですけど、それ含めて「いいじゃん!」と思いました。
この2人のキャラ設定は原作よりもいいと思います。ある意味おいしい役(笑)
脚本グッジョブ!
柳楽くんの演技はほんっと安心して観られるようになったなぁと。
今までの「シュガスパ」「星になった」は「次のセリフ回し大丈夫かな」って頭の片隅で
ずっと気になりながら観てたんですけど(もちろんそれを上回る魅力があったんですけど)、
そういうことは一切気にせず映画に没頭できました。

それから町。
高崎市全面協力ってことですが、監督が選んだだけあります。
まんま原作の町。
病院の屋上とかデパートの屋上とかもイメージのままでした。
あと、ワラの住んでる団地!
「そうそう、こういうのだと思ってた」っていう団地でした。
このオールロケに近い画面作りもリアルさが伝わってよかったなぁと思います。

そして、お話。
原作と色々変えているところがあります。
でも、個人的には私は原作より映画の方が好き。
原作はもっと小さなエピソードを重ねていくんだけど、映画は大きなエピソードに絞って
その代わりのそのエピソードを大切に大切に扱っていくんですね。
特にラストは「ちゃんとそこまで描いてくれてありがとう」と思いました。
原作では読んでいても「涙する」ところまでいかなかったんですけど、
映画の方が皆の抱えている傷とそれをなんとか癒そうとする周りの気持ちが伝わってきて
グッときました。

あ、あと、原作感想の時に書いた「エセ方言をどう表現するのか」という点も見事にクリア。
ほんとすごいなー、脚本家って。
感心しました。

って書くと、もう100%べた褒めっぽいですが、突っ込みたいところもあります。
(うん、ほら、一応このブログ「ほんのり辛口」って言ってるし・笑)
でも、それを今書くと読んだ人に先入観与えちゃうと思うので、それはネタバレありの感想の
時に書こうかと。


ま、色々言いつつ、なんか日が経つにつれて「また観たいなぁ」と思ってきました。
ディノに、会いたい。

→ブログ内参考記事:http://forestsoftext.blog.shinobi.jp/Entry/142/