柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

舞台「金閣寺」初日

舞台初日はねました!
まずは滞りなく終わってよかった!
お花については写真もあるので、帰宅したらまた。(今帰り道です)
とりあえず飾られてました!

そして、柳楽くんは溝口でした。
今回しみじみ思いましたが、柳楽くんの演技を見てると、柳楽くんてそういえばこんな人だったかもとさえ思っちゃうんですよね。
後で冷静に考えると明らかに普段の柳楽くんとは違うなと思うのですが。
そのぐらい、「そこにいる」感じが出せるのはやっぱり稀有な気がします。

舞台での柳楽くんは、猫背で不安そうによくシャツの真ん中をくしゃっと握り、首や目が横に泳いでました。
溝口でした。

本音を言うと、私は本を読んだ時あまり溝口に共感出来なかったんです。コンプレックスは理解できるんですがアウトプットとして何故ああいうことをするのかが理解できず。
名作と言われてるので私の読解力の問題だと思います。
でも、今日舞台で生身の溝口が戸惑い、おののき、心の叫びを発したことで、溝口に共感したし、あまつさえ守ってあげたい気持ちにもなりました。

そこには、咀嚼しつつ五感を駆使した亜門演出の効果も多分にあったと思います。
溝口の中の金閣寺をああいう風に表したかーとびっくりしつつ、納得。
亜門演出についてはネタバレ編を書く時にでも。

共演者のみなさんもハマってました。
水田くんは爽やかで、水橋さんは年齢が上な分いい意味でふてぶてしい柏木で3人とも、原作のイメージ通りでした。
市川由衣ちゃんはもっと華奢な印象だったのですが、きりりとしたいい声で気の強い京女になってました。

終了後の挨拶は4回だったと思います。
カフカの時と違って、自分が座長という意識があるんだなぁと感じた挨拶でした。
まず柳楽くんは一人出てきて、そこから左右手招きして。
まっすぐに前を向いてキラキラした目で観客席をみて深々と一礼。
2年前より確実に自信と経験を積んでここに立っていることを改めて気づかされました。

電車の中からなのでとっちらかった文章ですが、待ってる方もいるかなと思い、とりあえずUPします。