閃光スクランブル
あ、映画の感想はアプリの方に書くことにしました。
ちょっと柳楽くんとは切り離して好き勝手に書こうかなと。
みんなに勧めたいー!ってものはこちらでも書きますw
本の感想も全部は書けてないのですが、これは書きたい!
ネタバレなしです。
私、作家としての加藤シゲアキが好きというか割と好みなんだろうなぁと
2作読んでみて思いました。
で、とにかく感動したのが、めっちゃ読みやすくなっている!!
ピングレはとにかく本人の「ちゃんとした本を書いてやる!」という思いと
「自分の中に湧き出てくる感情や衝動を吐き出してやる!」という思いが
グツグツ煮えたぎって、それが念となって文章になっていたので
特に前半はちょっと読んでて重い感じがあったのですが
(でもそれこそがピングレのよさだとも思ってるのですが)、
今回はそこからはちょっとだけ冷静になって読み手のことを考えた
文章になっている印象でした。
書かれている内容も含め、ちゃんとエンタメとして楽しませようという心意気も
伝わってきて、この1作目と2作目の変わりようから作家の成長を楽しむ
(って上から目線ですがw)ことも含めて、楽しかったんですよね。
よくクリエイティブなものって人前にさらして初めて上達するって言いますけど、
まさにそれを地でいっているので、やっぱり人目にさらすって重要なんだなぁと。
第2作は同じく芸能界を舞台にしていますが、今回は女性アイドルの視点と
それを追うパパラッチカメラマンの視点の2つを交互に書くスタイルで
友情よりは恋愛に重きを置いているストーリーとなっています。
で、なぜ私の「好み」かというと、前作もですが、伝えたい感情がありつつも
きちんと構成があって、伏線がはってあるからです。
過去、この「本の感想カテゴリ」で何度か書いている気がしますが、「伏線フェチ」としては
伏線がきれいにはってあると、テンションあがるんですよね~。
そして、奇をてらって変な展開や変なラストにせず、読者の期待をいい意味で
裏切らず、思うところにちゃんと着地させるところも好きだなぁと。
「閃光スクランブル」というタイトルも読み終わると、いいタイトルだなーと
気付かされます。
それにしても、今回の女性アイドルも劣等感の塊なんですよね。
こうも続くと、シゲ自身がアイドルとしての自分に劣等感があるんだろうなぁと
思わざるを得ません。
で、多分、シゲだけじゃなく、結局のところアイドルと言われる職業の人は
大なり小なり「アイドル」という虚像と自分の現実との間に苦しむ人の方が多いのかも
しれないなぁと。
でも「ファン」に支えられている。
ここはリアルな気持ちの揺れなんだろうなと思うし、
だからこそ彼にしか書けない小説になっているんだと思います。
ここまでくると3部作のラストも気になってくるので、きっと文庫になったら
また買いますw
また嬉しい成長が観られるといいな。(最後まで上からw)
ちょっと柳楽くんとは切り離して好き勝手に書こうかなと。
みんなに勧めたいー!ってものはこちらでも書きますw
本の感想も全部は書けてないのですが、これは書きたい!
ネタバレなしです。
私、作家としての加藤シゲアキが好きというか割と好みなんだろうなぁと
2作読んでみて思いました。
で、とにかく感動したのが、めっちゃ読みやすくなっている!!
ピングレはとにかく本人の「ちゃんとした本を書いてやる!」という思いと
「自分の中に湧き出てくる感情や衝動を吐き出してやる!」という思いが
グツグツ煮えたぎって、それが念となって文章になっていたので
特に前半はちょっと読んでて重い感じがあったのですが
(でもそれこそがピングレのよさだとも思ってるのですが)、
今回はそこからはちょっとだけ冷静になって読み手のことを考えた
文章になっている印象でした。
書かれている内容も含め、ちゃんとエンタメとして楽しませようという心意気も
伝わってきて、この1作目と2作目の変わりようから作家の成長を楽しむ
(って上から目線ですがw)ことも含めて、楽しかったんですよね。
よくクリエイティブなものって人前にさらして初めて上達するって言いますけど、
まさにそれを地でいっているので、やっぱり人目にさらすって重要なんだなぁと。
第2作は同じく芸能界を舞台にしていますが、今回は女性アイドルの視点と
それを追うパパラッチカメラマンの視点の2つを交互に書くスタイルで
友情よりは恋愛に重きを置いているストーリーとなっています。
で、なぜ私の「好み」かというと、前作もですが、伝えたい感情がありつつも
きちんと構成があって、伏線がはってあるからです。
過去、この「本の感想カテゴリ」で何度か書いている気がしますが、「伏線フェチ」としては
伏線がきれいにはってあると、テンションあがるんですよね~。
そして、奇をてらって変な展開や変なラストにせず、読者の期待をいい意味で
裏切らず、思うところにちゃんと着地させるところも好きだなぁと。
「閃光スクランブル」というタイトルも読み終わると、いいタイトルだなーと
気付かされます。
それにしても、今回の女性アイドルも劣等感の塊なんですよね。
こうも続くと、シゲ自身がアイドルとしての自分に劣等感があるんだろうなぁと
思わざるを得ません。
で、多分、シゲだけじゃなく、結局のところアイドルと言われる職業の人は
大なり小なり「アイドル」という虚像と自分の現実との間に苦しむ人の方が多いのかも
しれないなぁと。
でも「ファン」に支えられている。
ここはリアルな気持ちの揺れなんだろうなと思うし、
だからこそ彼にしか書けない小説になっているんだと思います。
ここまでくると3部作のラストも気になってくるので、きっと文庫になったら
また買いますw
また嬉しい成長が観られるといいな。(最後まで上からw)