柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

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[柳楽優弥]是枝監督の本「映画を撮りながら考えたこと」

柳楽くんが「いちごいちえ」で紹介してくれた是枝監督の本です。
だいぶ前に買って読んだのですが、こちらの記事にしていませんでした。
しかもまだ全部は読んでいません…申し訳ない。



「誰も知らない」について書かれているのは168~188ページまで。
内容は当時のインタビューで話していたこともあれば、
私が初耳だったものもありました。

「誰も知らない」の撮影期間を「いま思い出しても何にも代えがたい本当に贅沢な時間」
と振り返っていたり、当時の柳楽くんの印象、今の柳楽くんについても触れられているので
よければ柳楽くんのファンの方にも読んでもらいたいなと思います。
女子と男子の違いも面白かったなー。

あ、あとCocco「誰も知らない」があるところで繋がっていたのも
初めて知りました。是枝監督がCoccoのドキュメントを撮ったのは知っていたのですが、
その前フリともいえるエピソードは知らなかったです。

また世界の映画祭についても実情などが書いてあって、興味深いです。
日本での格式の印象は、現地や世界における格式と違っているんだなとか、
やはり、世界に出ていくには「映画知識だけ」では厳しいのだなとか。
東京国際映画祭についての提言など、是枝監督が自身の経験を通じて
日本映画界を変えようと俯瞰されているのだなというのが改めてよくわかります。

ここまでは一般的な感想。
それとは別に、実は私ものすごく間接的な形で是枝監督との縁みたいなものが
ありまして。「ものすごく間接的」なので縁と言っていいのかわかりませんが笑。

私自身は監督と知り合いではないのですが、私の友人がある作品に関わっていて、
今回それについても触れていたので、しかもとてもよいエピソードが書いてあったので
読んでよかったなぁと思います。
同時に友人からは監督がいかに「その場限り」ではない対応をしてくれる人かも
聞いたことがあったので、是枝監督のことは人としても尊敬しています。

当時は是枝監督がどういう方かも知らず、そういう人がいるんだーと
思っていただけなのですが、まさか柳楽くんのキーパーソンとして
再び接点(って言っても直接ではないですけどw)が出てくるなんて
不思議だなぁと思います。

役者としても撮影する側としても面白い話がぎゅっと詰まっていると思うので
柳楽くんがこの本全部読んでどう思ったのか知りたいなぁ。