柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

「フラガール」

よーーやく、初めての映画感想エントリ(笑)

本当は映画館で観たかったけれど、DVD待ち。
その代わり豪華メモルアルBOXの方を(笑)
フンパツしたなぁ、ダンナ。(ダンナかよ)
というのも、ダンナは福島県出身なんですね。
で、私もその関係で1年住んでたことあるので、
やっぱり親近感あるんです。
私はハワイアンズに行ったことないけど。(…)


さて、映画。
廃れいく炭鉱の街に、その炭鉱作業の過程で湧き出る温泉を利用して
ハワイをコンセプトにしたリゾートを作ろうという話が持ち上がる。
そんなのは目くらましだ!と反対する炭鉱労働者と、なんとか立ち上げようとする社長達。
そこに炭鉱労働者の娘達がそのリゾートのハワイアンダンサーを目指すことになって
少しずつ、街が、彼女達自身が変わっていく。

ゼロの素人から上達していくというスタイルは
ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」そのものなんだけれど、
ここに炭鉱と開発という街全体の問題が加わることによって
よりドラマチックに展開しているんじゃないかなぁ。

また俳優女優がいい!
主役の松雪泰子はきらびやかな世界にいたけど、そこからハズれてしまった役が
説得力あったし(思った以上に迫力もあって、女優として成長してるんだなぁとしみじみ)、
トヨエツは肉体労働者の荒くれ者だけど、それだけじゃない感じがぴったりだし、
岸部さんの頼りなさそうで、でも底辺で支えてる社長っぷりもよかった!

そして何よりやっぱり蒼井優ちゃん!
最初は田舎の子雰囲気100%なのに(いわき弁もハマってる!)
クライマックスでは色っぺーーー!

監督はまだ若いんだけど、笑いと涙のバランスが上手い人だな~という印象。
キャラクターの立て方も短い時間できちっと印象付けるし。
そのキャラクターを使っての演出もいい。
子供がいるダンサーがいるんだけど、ラストでの子供の使い方とかね。
さりげないんだけど、「あ、そこでそういう風に使うのね」と。
「69」も観たくてまだ観てないんだけど、今回のフラガール観てさらに観たくなった!

そんで、「風が強く吹いている」とか「一瞬の風になれ」とかを映画化するなら
この監督にやって欲しいなとも思ってみた。


ま、あーたらこーたら言ったけどかなり全編にわたって泣かされました。
優ちゃん(=娘)の立場になって泣き、
お母さんの立場になって泣き、
途中であきらめざるをえなかった子の立場になって泣き、
とにかくくるくる立場を変えながら泣いてました(笑)

うん、いい映画でした!