柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

「一瞬の風になれ」

結局こっちも買っちゃいました。3冊……。
でも、1巻を買った次の日にこれが「本屋大賞」に選ばれたので、
次の日だったら売り切れてたかも。ぎりぎりセーフ!
ちなみに、これも柳楽くんを配役に考えてた人がいました(笑)
結局、高校生が出てくる内容だと大抵出てくるのかも、と思ってきました(汗)



さあ、走ろう。バトンをつないで走ろう。俺たちは、すごく多くのものを、
このリレーに注いできた。すごくでっかい夢を見続けてきた。
その努力を力を夢をみんなに見てもらおう。伝えよう。


前に「風が強く吹いている」の感想を書きましたが。
この本とあまり間を空けずに読んだのは失敗だったかもしれないです。
「風が強く~」は駅伝、「一瞬の風になれ」は短距離とリレーの話なんですが、
どうしても似てくるところがあるので、「風が強く~」を読んだばかりの状態だと
読みながら「あ、これこの間の感覚と似てるな」って思っちゃうんです。

どちらも“「競技そのものの魅力」と「その魅力に惹きつけられた仲間達との友情」が
太い柱としてあって、その脇で「家族」と「淡い恋心」が盛り上げていく”
という大枠は変わらないんですね。
だから多分、最初に読んだ方が印象が強くなるんじゃないかと思います。

大きく違うのは、「風が強く~」は三人称、「一瞬の風に~」は一人称というところ。
そういう意味では、一人称の「一瞬の風に~」の方が読みやすいかもしれないです。
特に、学生が読むならこっちの方が感情移入できるんじゃないかなーと思います。
ただ、小説の中で「ら抜き言葉」が出てくると(私も普段思いきり使ってますが・笑)
ちょっと違和感を感じてしまうタチなので、個人的には「風が強く~」の文体が好きですね~。
一人称ならではのおもしろさもあるので、甲乙つけがたいんですけどね。
(ちなみに家族と恋心の描き方はこっちの方が好き!だからこそ、ラストもこのネタを
出して終わって欲しかった……!)

で、こっちは映像化は厳しいかなと。
たっぷり3冊分で高校3年間を追っているので、どうせやるなら本当に3年かけて
やって欲しいので。
映画2時間はもちろん、連ドラの3ヵ月で3年駆け足でやってもきっと
原作の良さは伝わらないんじゃないかと思います。
でも、主人公のキャラを柳楽くんにやって欲しい~!とも思うんですけど(笑)
(「誰知ら」のイメージで言うとライバルの「蓮」役が合うと思うんですが、地のキャラは
主人公の「新二」役に近いと思うんですよね~)

それにしても、この2冊とか「バッテリー」とかスポーツ友情モノが今私の中でブームですねー。
(ちなみに「バッテリー」は、「星になった少年」の時ぐらいの柳楽くんにぜひとも
やって欲しかった役です!小説読んでる時、ずっと柳楽くんの顔が浮かんでました)
後は「DIVE!」が同じようなジャンルで評判がいいので近いうちに読みたいです。