柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

第5回(最終回)

終わりましたね。

5回しかないので、当たり前ですけど、本当にあっという間でした。
でも、そのあっという間がなんて幸せな時間だったんだろう。

改めて思いました。
仕事はあまり厳選しないで、人前にどんどん立って欲しいなと。
人前に立ってこそ役者だと。


以下内容に触れます。

いやー、前回「脚本はきちんとしてるけど、いまいちパンチがない」と書きましたが、
終わってみれば、なかなかのどんでん返しも用意されていて、純粋におもしろかったです


まず、私の前回の疑問。
・あいこがありってことは複数勝者あり?
については、それも想定しての勝者1名ルールでした。
1名とわかってからのくだりは予想通りっちゃ予想通りだったんですけど、
男の友情モノに弱い私は「待ってました!」と身を乗り出す(笑)展開。
たまらんですのう。
というか、優弥くん、撮影中も体重落としていたというだけあって、ここのシーンあたりは
シュッとしてたなー。うむ、かっちょよい!
(本当は連ドラ中に体重変わるってよくないんだけどね…。今回ばかりはしょうがない)

同時に
・勝者はずっとあの時計はずせないの?
の疑問も解決。
しかし、ちょっと前からゴホゴホやっていたノボルは、そういうことだったのかー!
普通に考えたらそんなに短期間(数時間)で定着するものではない気がするけど、
まぁ、元の物体が想像のものだから、そういうタイプのものだったんだろうね。
血吐かないから死んでないのかなーとは思ったけど、とにかくバッドエンドじゃなくて
ほっとしました。

かおりんこが隠していたことって何?
は、やはり自殺願望でしたかー。でも、
・無作為に選んだ
のはフェイクで、自殺願望サイトの人たちを選んでいたっていうのが、なるほど、と。
でも、ここでダンが話した「このゲームで生きたいと思うようになった」っていうのは
まさに私が先週書いた「このゲームでの唯一の好影響」がちゃんと提示されていたので
ストンと落ちました。

ウィルスの定着という想定外の事態で2人共「勝者」となった後のノボルがよかった。
「あんなやつらのカネなんかいらいない」「かおりの所へ行く」
いや、まじでアンタHEROだよ。

まさかの「体当たりドアやぶり」で外に出た2人。
「生きる意味がわからなくて自殺しようとした」と告白するダン。
「おれだってそうだよ」と同調し、「でも笑えたんだ」っていうノボル。
そしてダンに「おまえだって笑えたじゃん」と。
そして、「そうだね」と再び笑顔を見せるダン。

あー。やっぱりあの演出は狙ったものだったのね。
そして、こうしてキレイに回収されるのね。
なんか全てがつながってすがすがしい気分になりました。
ポイントポイントで無邪気に笑うノボルも、ここぞという時にくしゃっと笑うダンも愛しい!!

さて一方で、逃げる2人を監視カメラで見つつ、先に聞いていたアクセスコードを試す黒幕さん。
画面が世界地図になり日本から色々な都市に線がつながっていく。
マネーロンダリング
つまり、再び日本に戻ると無事お金が入る
……と思いきや、なぜか黒幕さんのお部屋からぷふゅーと煙が。
このアクセスコードはまさかのトラップ!
さよなら、黒幕さん……。

と、そこへ別の手が別のアクセスコードを入力して今度こそお金が日本に。
(って、結局政府はあっさり脅しに負けたってことかい…)
そのお金を手にするのは、・・・・・・え、えええええ?
あなたも死んでなかったんですか?

ぱ る ぷ ん て (@ドラクエ

これ、原作読んだらカラクリわかるのかなー。
もしかして、実はシルクドゥソレイユ並の身体能力で着地成功してて
そこから死んだふりしたとか?

しかも、どうやら先回りして参加者にワクチン配っていた?

実はエンドロールの時に「嶋田久作」って出てて「えええ?どこで出てたっけ?」と
思ったのだけど、ここで出てくるとはやられた…。(他に出てましたっけ?私が気づいてないだけ?)


と、終わってみれば、悪い人はいなくなり、いい人は残るという勧善懲悪王道のラスト
なってました。

が、このタイプのお話にはそれが似合うと思うので、なんか満足感いっぱい(笑)

WOWOWさん、ありがとう。
プロデューサーさん、ありがとう。

プロデューサーがあの事件を知らない訳がなく、その上でノボルというひたすらに前向きな
「おれだって生きる意味がわからねぇよ」「でも笑えたんだ」というキャラクターを
優弥くんに演じることを託してくれたことが本当に嬉しいです。
(もちろん、プロデューサーの意向だけじゃなくて相当事務所意向も入っていると思いますが。
つか、その部分については事務所意向のみの可能性もありますが、それを承諾してくれたという意味でも)

そして、心底、ノボルという役に出会えてよかったなぁと思います。
ここまで前向きな役ってなかったと思うし。

観られる時間という意味でも
本人の成長という意味でも
1つでも多く演じてる優弥くんを観たいから。

やっぱりこれからもテレビという媒体でもお仕事して欲しいです。
なにとぞ。
なにとぞ。





さて、これDVD化されるもんなんだろーか……。
WOWOWドラマの状況に疎くてわからない……。