柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

宮本亜門×柳楽優弥トークショー

あーあー。
マイクテスト中。
みなさまこんにちは。
改めてこのブログをどういうテンションで書けばいいか迷っているメグですw

でも多分変えたところでまた徐々に戻ってしまう気がしたので、いつも通り書きます。

アウトプットが追いついてなくてすみません。
とりあえず記憶がこぼれないうちに、一度きりしかないこちらから。

あのですね。
私の記憶力も相当悪いのは認めるんですが、頑張ってメモしたところで
亜門さんは早口だし、柳楽くんは文章がとぎれとぎれだしで
メモ自体が相当意味不明ですww
という訳で以下は相当ニュアンスで書いているところもあるので、そこは
ご了承ください。
また、ちょっとだけ演出に触れる部分があるので一応白文字にします。携帯だと見えちゃいますが・汗。

最初は亜門さんと司会者のみのトーク。柳楽くんはお着替え中です。
亜門さんが「お越しいただきありがとうございます」と御礼をいい
拍手するところから始まりました。
司会者「再演に向けて一番変える意識があったのはどこでしょう」
亜門さん「メンバーが変わったというのが一番大きいよね。柳楽くん24歳だよ。24歳。
水田くんも24歳でしょ?若いことがすなわちいいということではないけれど、
前以上に細かく詰めて。前回…初演も観たという人います?(パラパラと手が上がる)
あの時より30分短くなったんです。でもやっぱり出演者で変わりますよね~」

司会者「この作品に込めたメッセージというのはあるんですか」
亜門さん「演出家はプロバガンダになっちゃだめだと思っているから。そこにメッセージを込めちゃうと政治や思想のおしつけになっちゃうから(この辺曖昧)…いやメッセージはあるんだけどね。見せてはいけないと思っていて、それよりも三島由紀夫の『金閣寺』をやりたいという思いが強いんです。(この辺早口で追いつけず)
あ、こだわったのは、葉っぱのシーンがあるでしょ。先がとがってる、その先がなくなったら崩壊するんだっていう。
あれが金閣寺をもやすきっかけとして、ちゃんと伝わるようにしたかったんですよ。
金閣寺っていうのは溝口にとっては絶対的なもので、金閣寺を燃やすというのは
すなわち金閣寺がなくなれば世界は変わる、世界を変えたいっていうことで、
溝口にとって世界を変えたいっていうのは、コミュニケーションをとりたい、
老師にちゃんと面と向かって叱られたいとか、少年期の母親の行為を目で隠されましたが
ちゃんと説明されたいとか、そういうことで、単に金閣寺を焼きたいのではなく、
世界を変えたいということだと思うんです…って言ってたら、着替えが終わりましたね(笑)」

ここで柳楽くん登場。
白シャツと黒スラックス(敢えての呼称)で多分溝口衣裳かと。
足は黒サンダルっぽかったです。

落ち着かなげに座り、きょろきょろ。

……って、昨日私が「溝口っぽいと思うけど、実際の柳楽くんはそうではない」って
書いたところなのに、このままじゃまんま溝口やないかーい!w

まずは「ありがとうございました」と座りながらお辞儀。みなさんからの拍手。

司会者「昨日今日とやって2日目ですが、今どんなお気持ちですか」
柳楽くん「明日休めるな…って」(爆)(爆)(爆)
溝口を演じての感想じゃないwww
会場も大笑い。柳楽くんも笑ってるし、司会者は苦笑してるし、亜門さんも脱力してたww
柳楽くん「あの…ずっと休みがなかったので…」(笑って坊主頭を触りながら)
亜門さん「ずっと休みがなかったんだよな(笑)。休みがなかったという話でした(笑)」

柳楽くん(確か唐突に)「あ、僕、葉の先端のシーンが最初理解できなくって。演出を手伝ってくれた●●さん(忘れました)がバタフライエフェクトバタフライエフェクトってあの…ちょうがはばたくと地球の裏側にまで届くみたいな…あのたとえをもらった時に腑に落ちたんですね。
夜中の3時にノート…ノートって言って伝わるんですかね?」
亜門さん「あ、あのノートってダメ出しって意味です。ぼくダメ出しっていう言葉が嫌いなので、ノートって言ってるんですよ」
柳楽くん「夜中3時に●●さんにノート受けて色々話して…それでその話をされて…(多分この辺りで話のオチが見えなくなってきているw)腑に落ち…まし…!」
「た」だけ声張って無理矢理話おとしたーーーwww会場中笑
はーもうおなか痛いww

司会者「稽古場見ていても本当に緊張感がピーンとしているような感じでしたよね」←真面目なトークショーに軌道修正必死w
柳楽くん「や、あの、亜門さん(って呼んでたかな…)普段はすごく優しいんですけど、
稽古では厳しい印象しかなくて…(会場笑)あ、こういうこと言わない方が…」
亜門さん「いやいや正直に言っちゃって」
柳楽くん「(亜門さんの言ったテンションを再現しながらどなる)『舞台では柳楽優弥がみたいんじゃない!溝口が見たいんだ!』って」(会場笑)
亜門さん「ちょっと今日おれの印象厳しくなってない?(笑)」

司会者「宮本さんからみた柳楽くんの印象っていかがですか?」←頑張れ軌道修正!
亜門さん「へこたれないんですよ、これが!へこたれない。
あ、へこたれた方がいいっていう訳じゃないですよ。
この舞台出ずっぱりな訳ですよ、動きも多いし、休ませない。
誰が作ったって話なんですけど(会場笑)。
とにかく三島由紀夫が強すぎて、(この辺早口で追いつけず)目の前に刀突きつけられて『ちゃんとやってんのか』って言われてるような気がして、そんな中で彼もですがカンパニー全員一緒に頑張ってくれたと思います。」
亜門さん「おれそんなに恐かった?」
柳楽くん「恐かったです…」
亜門さん「じゃあ、今(2日終わって)ほっとした?」
柳楽ん「はい」
亜門さん「まぁこの後ノートあるけど(笑)」(会場笑)柳楽くんもてへへ笑い

司会者「この舞台は山川さんの金閣寺が非常に印象的なんですが、山川さんの印象はいかがですか」
柳楽くん「髪長いなぁって」(爆)(爆)(爆)会場中爆笑
そこは敢えて言わなくてもみんなわかるから!知りたいのその先だから!
いやでももうこの素直なところが好きすぎるから、いいです←結局甘いw
柳楽くん「色っぽい方だなぁと」
柳楽くん「鼻に(と言って鼻の上部分触りながら)にマイクをつける人初めてみ…」←最後まで言わせてもらえてない
亜門さん「そうそう、振動を鼻で伝えるんだよね」
柳楽くん「頭蓋骨にあてて(手振り加えながら)振動を…」
(ここメモ抜けてます)
柳楽くん「あ、最後『生きよう』っていうところ、ぼく、この間ヨシ笈田さんていう…
俳優さんの…あの、ドキュメンタリーやった時に…序破急っていう言葉を知って。
生きるとは死ぬ準備だっていうのがわかって」
亜門さん「え、それは意味がわかったの?意味わかってナレーションしてたの?」
柳楽くん「わかったんですよ!生きるとは死ぬ準備だっていうことは(メモとれず)
っていう大きな話になって、結局よくわからなかったんですよ」(爆)(爆)(爆)
どっちやねーーーん(笑)。会場笑い
亜門さん「その話のオチはどこなんだよ(笑)」
ですよねwww

司会者「昨日の観劇終わりに周りから『溝口だった』という声が多く聞こえたんですが」
柳楽くん「ほんとですか?!…あ、ありがとうございます!」
司会者「金閣寺を人がやるというのがまたおもしろいですよね」
亜門さん「金閣寺って2つあって、心象の金閣と物象としての金閣と。
心象の金閣っていうのは、結局溝口の内面なので、その部分を表現するために
…本当は柳楽くんが2人いればいいんですけど、そういう訳にいかないので
山川さんに演じてもらっています」
司会者「金閣の演出最後すごいですよね」
柳楽くん「びっくりしました。声すごいですよ」
亜門さん「すごいよね~。マイク通してるから録音に聞こえるかもしれないけど、
本当に出してるから」
柳楽くん「ほんとすごい。あの、前回の時、山川さん舞台上で失神したんですよね?」
亜門さん「そうそう、彼最後のシーンで力出し尽くしてそのまま舞台上で倒れちゃった
んだよね。彼はよくそういうことあるらしいよ」(まじすか…)

司会者「その山川さんも18日にはトークショーに出るので、ご興味ある方はぜひ」
柳楽くん「それ、(観客席を指さしながら)(ぼくも)客席で見てていいんですか?
柳楽くん、お、おもしろすぎる…w
亜門さん「それはもうどうぞどうぞ(笑)」
柳楽くん「じゃあ、ぼくも聞けるんだ」
18日観劇する方がいたらどうなったか教えてくださいましw

司会者「ではそろそろ時間もなくなってきたので、みなさんの方から質問があれば
受け付けますが…何かありますか?」
観客「溝口の印象と柳楽くんの繊細さがとてもマッチしていて素晴らしかったのですが、
最後の『生きよう』は稽古の時と実際にこの舞台上でやるのとで何か心情が違いました?
舞台上でやるのは3回…?」柳楽くん「あ、2回」観客「あ、2回やってみて。中日や楽日
になるともっと違ってくるかなとも思うので、ぜひ観てみたいと思ってるのですが」
柳楽くん「あ、ありがとうございます。え、あの…初日と今日とですか?」
柳楽くん「違いました」
会場次の言葉待つ…が、ない(笑)
会場に笑いが広がるw
柳楽くん「なんか違いました」
だからその先をwww
柳楽くん「なんか…違いました」(爆)(爆)(爆)
亜門さん「はい、なんか違ったそうです!」無理矢理〆るwww
柳楽くん「あの、ぼくなんか(言葉にするのが)遅いんです」←この声自体がちょっと小さくて亜門さんに消されがち
亜門さん「まぁ、戻すと、ライブなので、毎日変わるかなと思います」
柳楽くん「そうですね。(お、柳楽くんもやっと真に迫ることを言うのか?!)
あの…ライブなので…毎日、変わるかなと…思います」
まさかの繰り返しーーーーwww
会場笑
亜門さん「もう、彼、今(明日お休みってことで)解放されちゃってるから(笑)」
亜門さん「ねぇ、2日休むけど大丈夫?忘れない?」
柳楽くん「や、わかんない…(会場笑)…あ、大丈夫です」
柳楽ワールド全開w

司会者「では最後にみなさんにメッセージを」←常に正常に戻そうとする司会者さん、頑張れ

柳楽くん「最近急に寒くなったり」(この人何を言い出すの、何をww)(会場笑)
柳楽くん「体調崩さないようにって言われることが多いので、みなさんも体調に気を付けてください!」

ええええええ
金閣寺のメッセージじゃなくて、観客の体調気遣いメッセージwww


もう最後の最後までなごんだ。
なごみすぎた。

あーもう柳楽くん、なんて愛おしいんだろ。
笑って笑って、ズコーッってなるんだけど。
でもこういうところはずっとこのままでいて欲しいなぁって思います。

今まで何度か柳楽くんが素で話す会場に居合わせたことがありますが、
柳楽くんが話すと絶対に会場が、柳楽くんの話すことを見守る雰囲気になるんですよね。
で、彼が素っ頓狂なことを言っても、「この子っておもしろいなぁ」っていう
受け止める感じがあって。多分それは柳楽くんが変に着飾ってない、スレてない、
建前じゃないところがある種好感をもって受け止められてるのかなぁと思います。

文字ではなかなか伝わらないんですけど、しゃべっている間もずっとそわそわっとしてて、
「あの」とか「あ」とか間にもっといっぱい入ってて、
文章を最後まで言い切れなくて、
坊主にしてるからクセで頭をさすさすしてて、
なんていうか、
なんていうか、
やっぱり柳楽くんの中に「溝口」がいるのかもって思いました。
特に「あの、ぼくなんか(言葉にするのが)遅いんです」っていうのを
聞いた時、溝口の「内界と外界との間の扉に鍵があり、うまく開いたためしがない。」に
共鳴したことを改めて実感したのでした。

あ、でもこの舞台で初めて観た方向けに補足しておくと、
もっと慣れた場ではそんなことないんですよ。
何か役を演じてなくて人前に立つ、という時に多分そうなっちゃうのかなーと思います。

でも言葉にするのが遅くても大丈夫。うまく話せなくて大丈夫。
最終的には役者は役で結果を出せばいいから。

水曜からまた「新しい初日」と思って全力で駆け抜けてください。


(これを書きあげるのに3時間かかった…続きはまた今度…)