柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

振り返る、というか、大輔賛歌

最終回、観ました。
「まれ」完走です。

柳楽くんを好きになって、それをキッカケに知った世界って本当に
色々あるんですが、「朝ドラ」もその1つです。

今まではダンナの実家に帰省した時にお付き合いでなんとなく観る、
ぐらいしかしたことなかったのですが、今回初めて半年間全部観るという体験が
できました。

このドラマに関しては、色々な評判や批評もあって、
私自身そこに頷くこともあったのは事実ですが、
それでも「大輔」というキャラクターを生んでくれたのは
このスタッフなのもまた事実で、その多くの批評よりも
私にとってはこちらの事実の方が勝ってしまうので、
結論「ありがとうございました!」に尽きるんです。

今までの朝ドラを観てないのですが、
どうやら大抵「魅力的な当て馬役」がいるらしいので、
そういう意味では、今回もそこはある意味王道をぶつけてきた
ということでしょうし、そこを柳楽くんに託してくれたのは
本当にありがたいことだと思います。

人が成功するにあたっては、「チャンス」と「実力」
両方揃わないと無理だと思うのです。
チャンスだけあっても実力がなければ生かせないし、
かといって、実力があってもチャンスがなければそもそも芽が出ない。

そういう意味では1つの「チャンス」をいただけた訳で、
それを「実力」で返せたんじゃないかな…と思います。

「まれ」でたくさんの人が「今の」柳楽くんを知ってくれた。
たくさんの人が「柳楽くんいいね」って思ってくれた。
本気のファンの方もぐっと増えた。

まんで嬉しいわいね(笑)

あと、個人的に嬉しかったのは、「金閣寺」「アオイホノオ」「信長協奏曲」と
喜怒哀楽が激しい役が続き、そろそろリアリティのある普通の役を…
というタイミングに、この大輔さんを観れたということでした。

本当に自然だったし、そのうえで魅力的でした。
希との別れのシーン、大悟との和解シーン、そして圭太との飲みのシーン。
この3つが私のベスト3かな。
演技が自然だから、感情移入もしやすくて。

優しくて、気遣いができて、頼りになって、人の懐に入るのが上手くて、
頭もよくて、色気もあって…
でも深く人と関わるのは実は苦手というほどよい弱点もあって、
最高にイイ男の大輔さん。
変な話、当て馬だったからこそ最初から最後までかっこよかったんじゃないかと
思います。これがダンナになった瞬間にやらかしエピソード挟むのが朝ドラ
なんじゃないかと思うので(笑)

そもそも、朝ドラ始まる前はあらすじ読んで「柳楽くんファンだけど、
これはどう考えても幼なじみでしょう!私は圭太派」と豪語していたくらい
だったので、設定上は圭太とくっついてよかったと思ってます。
最後もキーワードとして出てきましたが、希は土の人と結ばれる方がよかったでしょうし。
ただ、思った以上に大輔が魅力的になってしまったことと、
これはどこまで意図的かわからないままでしたが、圭太が思った以上に
未熟な人物として描かれたこと、また圭太と一緒になることでパティシエになることすら
一旦離れてしまったことでバランスが崩れちゃったのかなと思います。

で、結果的に大輔は最後までかっこよかったから、私達の心の中にかっこいいまま
残っちゃって、引きずっちゃうっていう(笑)

でも、そういうのもひっくるめて、これでよかったんじゃないかなと、思う訳です。

そんな訳で、柳楽くんには大輔さん超えをする役をやってもらわなくてはです!
そしてそんな柳楽くんをこれからも見守らなくてはです!(笑)

ということで、「まれ」のスタッフ、キャストの皆様、お疲れ様でした。
ありがとうございました!