柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

[お母さん、娘をやめていいですか?・柳楽優弥]第8回(最終回)感想

あはははは。
今更すぎw
もはや誰も期待してないと思いますが
私自身がこれ終わらないとスッキリ次の作品へいけないので
ここで頑張りますw


第7回は、新居でママに閉じ込められたみっちゃんのところから。
閉じ込められている状況時に、松島さんはみっちゃんに「今、どうしてる?」
とLINEしますが、それどころやないんじゃー。

なにせママは「どうせなら殺して、みっちゃんの手で」とか空恐ろしいこと
言っております…(; ・`д・´)

心配になる松島さんは電話かけますが当然通じず。
で、新居にかけつけて、同時にパパも呼び出します。
二人で大声で呼びかけますが、中は中で揉みあってる二人の物音が。

結局窓を割って侵入するパパと松島さん。
パパはママを追いかけ、松島さんはみっちゃんに「大丈夫?」と
声をかけますが、結局みっちゃんもママを追いかけていってしまいます。
パパ、みっちゃん、松島さんそれぞれが夜の街を捜し歩きます。

そして、車に轢かれそうになるママを見つけ助けるみっちゃん。
泣くママ。そんなママを抱きかかえて仕方なさそうに
わかったよ、ママ
というみっちゃん。完全に親子が逆…。

結局みっちゃんは家に戻ることにします。
うおーん…!!

翌日。
新居なのにさっそく壊された窓の破片を掃除している松島さん。
つらいね、これ。
やってくるパパに報告。
「とりあえず業者にはなるべく早く応急処置をしてもらえるよう
頼みました」
「ありがとう。夕べは世話になった」
「いえ…。お二人は大丈夫ですか?」
「うーん…」
「美月は家に戻るそうだ」
「え……。なんですか、それ!やっと美月さんアパートも決めて
1人暮らししようとしてたんですよ!なんで連れ戻すんですか」
「自分で戻りたいと」
「そういうしかなかったんじゃないですか。
無理にでも家からたたき出してくださいよ!」
そういってその場から去る松島さん。

ふおぉぉ。松島さん怒った。

そんな中、完全に元の生活に戻っているママとみっちゃん。
や、正確にはママは元通り、でもみっちゃんは
いやいやスムージー飲んでるし、カップ選ぶのも乗り気ではない。
でも「おいしい」といい、カップ選ぶのも手伝う。
諸々を自覚してしまった今、こんな生活つらさしかないよ…。

と、そこへ電話が。
松島さーーーーーーーーん!!!
話がしたい。今から会えないかな。仕事は有給取った。迎えに行く

スイッチ入ったよー!強引な松島さん、イイヨイイヨー!!

母を一瞥して言ったみっちゃんの言葉は
今日は無理です
うぐぐ…。
「…なんで?」
「母と新しい家の食器を買いに行くので…それじゃ」
「もしもし」
切れる電話。
でもね。「母と食器を買いに行く」なんて詳細、普通は言わないと
思うんだよね。これはみっちゃんの半分無意識のSOSのような
気がしました。「私は今そういう生活に戻ってしまってるんだよ」っていう。

花柄ワンピースをまた着せさせれて買い物に行くみっちゃん。
これでいいんだ
いや、よくないから!!

と、そこへ牧村さんからママに電話があり絶交宣言をされます。
強い…牧村さん…。

その間に松島さんがみっちゃんに声をかけます。
「よ。食器買うって言ってたから。いい勘してたろ」
「あの…」
と、ママが戻ってきます。
「あら、松島さん」
「ちょっと美月さんお借りしてもいいでしょうか」
「今日は、買い物があるから…」というみっちゃんに食い気味に
「今日じゃなきゃだめ?」と突っ込む松島さん。
「ずいぶん強引ね。松島さんらしくないわ」
というママに、一瞬笑みを浮かべてから
「すみません。僕、本当は、強引なんです」
って言ってからまた笑みを浮かべる松島さん最強。
「あ、お母さんと僕の母が同じ名前っていうの嘘です。
そう言えばお客さんの気を引けると思っただけです」
「え、え、じゃあ、あのお母さんに捨てられて寂しかったっていう話は?」
「はい、同情買おうとして話を作りました。本当は父と離婚した後、
母から何度も連絡があったんですけど、僕が全部無視したんです。
今更母に会いたいなんて思ってません。
寂しいとも思ってません、全然。
もう子供じゃないんで」

ひえー、全部ぶちまけたー!

さすがに動揺するみっちゃんは「ちょっとやめてよ…」と引っ張ります。
ママは茫然とその場に立っている間に、お店の外に出るみっちゃんと松島さん。
「一体どうしたの?あんなこと言って」と聞くみっちゃんに逆に松島さんは
「これからどうするつもり?」と問いかけます。
「そんなにママと離れるのが怖いの?」
「私がいないとほんとに死んじゃうかもしれない。そんな親
放っておけないでしょ?」
「僕とはどうしたいの?」
「え?」
「会いたくないならはっきりそう言ってよ。
お母さんのそばにいる限り、キミは自分の気持ちなんか後回しにするんだよ」
「お母さんを拒否した、あなたの方が正しいの?
ママを悲しませたくない、私の方が間違ってるって」
「どっちが正しいかなんてわかんないよ。ただ、僕は母がいなくても
なんてことはなかったし。母だってきっと、僕のことなんか忘れて
きっと楽しく男と暮らしてるよ。そんなもんだよ。それでいいんだよ」
「私はそんな風に思えない。そんな簡単じゃない」
「じゃ、確かめに行こう」
そういうとみっちゃんの手を取り、電車で母親が住む町へ向かいます。

松島さんの中のマグマが噴出しましたのー。
でも、松島さんって普段「母親の名前が同じ」という適当トークとかして
あまり本心見せずにふわふわ笑って過ごしてきた人だと思うんですよね。
良くも悪くも。
でもみっちゃんの親子関係を間近で見る中で、自分の本心や親子関係とも
向き合わざるを得なくなって、結果みっちゃんに本音をぶつけられたんだろうなぁと。
多分、松島さんの中で、これは今までなかったことなんじゃないかな…。

さて、並んで電車に乗っている美月さんと松島さん。
並んで電車に乗ってると「誰も知らない」のシーンを思い出してしまいますね…。

母親の住む町についた二人。
松島さんは道行く人に「すみません。ここのお店どこかわかりますか?」
訪ねます。そうして着いたところはお弁当屋さん?お総菜屋さん?
「すみません」
店の奥に声をかけると「いらっしゃい」と初老の方が出てきます。
「あの…こちらにユカワヒロミさんいますか」
「どちらさま?」
「親戚の者です。あー、今、老人ホームに配達中だわ。
小一時間したら戻ってくると思うよ」
小さく頷いて小さく「そうですか」っていう松島くん。

川で二人待っているけど「やっぱり出直した方がいいかな」
つぶやき、「向こうも今更俺なんて会いたくないだろうし」とこぼす松島さん
でしたが、その時橋を通る自転車の姿が!
(ここで見つける演技をする柳楽くんの表情が秀逸…!
やっぱり柳楽くんの静の演技もっといっぱい観たい…!)

そして、母親も息子の姿を見つけるとすぐに気づき自転車を止める。
「太一…よね」
頷く松島くん。
「すっかり大人になって。
驚いた。遠かったでしょ?」
「早瀬美月さん」
「はじめまして」
「太一がお世話になってます」
「いえ、こちらこそ」
「結婚するの?」
「や、そういう訳じゃない」
「じゃあ、どうして急に」
「ずっと会ってなかったから。
俺のこと、わかんないかと思ってたけど」
顔をふるお母さん。そして泣き出します。
「ごめん。一度もちゃんと返事しなくて」
「ううん。あれでよかったのよ。
あなたに相手にされなくて当たり前だって。
自分のやったことをね、思い知った。
それでこんなんじゃいけないって、男の人の言う通りに
なってばかりじゃいけないって」
「今はね、一人なの。一人だけど、なんとかね、やってるの」
「そう」
「だから、もう会いに来なくていい。あなたに甘えたくないから」
そういうとお母さんは自転車にまたがり、
「ありがとう、太一。元気でね」
と言って去っていきます。

帰りの電車のホーム。
「おれ、ほんとは恐かったのかもなぁ」
そういう松島さんの手を取って握る美月。
あぁぁ、よかった…。
ちゃんとそういう気持ちが通じ合うシーンがあって…!

ここの松島さんの表情がまたいいんだ…!
いいんだよ…!!!!!

帰ってきたみっちゃんは何かを決意する表情をしています。
翌朝、スムージーを断るみっちゃん。
花柄着てません。
そして学校へ行こうとしますが、「無理をしなくていい」というママ。
それを止めるパパ。みっちゃんは学校へ行きます。

そして、パパはママを座らせますが、
突然だがインドネシアに行こうと思う」という
本当に突然の爆弾発言。
ほんとにもうパパさー、突然すぎる。一方的過ぎる。
当然「無理」というママ。

みっちゃんは学校で生徒にからかわれながらも、授業を再開します。
後藤礼美からは母親と別れて暮らすという報告を受け
「先生さ、もっと適当にやれば?母親の期待なんて私裏切ったことしかないよ」
と言われます。
その言葉に吹っ切れたような表情を見せるみっちゃん。

「今何してると思う?」電話で松島さんに報告するみっちゃん(´▽`*)
「え?なんかすごいこと?」(はい、でた、必殺半語尾上げー!)
「ううん、一人でぶらぶら買い物してるだけ。でもこういうの初めてかも
しれない」
「そっか」(嬉しそうな松島さん!)
「何買っていいのかわかんないけど」
「好きなもの買えよ」(字面にすると命令形だけど言い方優しいのが柳楽くんの松島さん!)
「好きなもの?」
「そう、君が本当に好きなもの」

私が好きなものって…ママの好きなものならすぐにわかるのに、
と思うみっちゃんでしたが、色々手に取って「本当に好きなもの」を
考えます。

で、新居ではママがいるところに壇蜜さんが状況伺いにやってきます。
みっちゃんとイス決めなきゃと言ってるママに
なんでもいいんじゃないですか」と嫌味投げる壇蜜さんw
大事なのは住む人の気持ち、と。最後の最後にいいことしました!w

帰ってきたみっちゃんに、ママは「パパと別れようと思う」と言い出します。
そんなママに、自分で買ってきたマグカップを見せて
一緒に選んだティーカップは使わない、カーテンなども
もっとシンプルなものにする、と宣言。
つまり一緒には住むけれど、ママの好きなものに合わせない宣言をします。
当然動揺するママ。
ワンピースも、人形も嫌だったと言い、10円ハゲもできてるというみっちゃん。
激白するみっちゃんをとうとうビンタするママ。
ビンタし返すみっちゃん。
本格的親子喧嘩~。
一通り終わったところでママが衝撃の一言を。
ママね…そんなにスムージー好きじゃないの
どぇぇぇぇぇぇ!
つまり、みっちゃんがママの顔色伺って仕方なく飲んでた
スムージー、実はママはママでそんなに好きじゃないけど
「みっちゃんはスムージーが好き」という勝手な設定に縛られて
作ってたってことか…!
全く通じ合ってなかったんだね、この親子。
二人も悲しくておかしくて笑い泣きします。

さて、パパ旅立ちの時。
向こうの滞在先と、離婚届を渡します。
君が出したいと思うならいつでも出していい」と。
家は退職金で清算したと。
残った分の貯金もすべて置いていくと。
父親としても、夫としても、失格だったな。
でも俺はずっと君を必要としていた
と気持ちも伝え、去ります。

タクシーに乗る準備をしていると、駆けつける松島さんの姿が!
「間に合った!」
「お気をつけて」
「ありがとうございます」
「いえ」
「なに?他人行儀に」
「あの、美月のこと、よろしく頼みます」
「おまかせください(ニコ!)。
ただし、美月さんに振られなければですけどね」
あははー!と和む3人。
いやーもうこの2人結婚になってもお父さん即OKなのが
素晴らしい…w

一方、ママは牧村さんに人形を作るのを辞めると告げ、
2体引き取って欲しいと頼みます。
それ以外も引き取り手を探してると。

そうして空港を出るパパにママが追いきます。
「私、後から行ってもいい?」と。
「私もイチから始めてみたいの」

いつ決めたの?という娘の問いに「さっき」というママ。

新居は売りに出そうと思う、というママは
大事に育ててきた娘が離れた方が喜ばれるなんて報われないといい、
「ママがママをやめる」と宣言。
子離れ宣言ですね!

そうしてママはパパのいるインドネシアに旅立ちます。

最後、新居に鍵を閉める美月ですが、玄関にあるのは「売家」の2文字。
そしてその鍵を松島さんに渡し、微笑み頷きます。
頷き返す松島さん。


終わりーーー!


ふいー!
今頃になっちゃってすみませんでした。

なんというか、「ドラマ」である限り「最終回」というものを作らねばならず
母と娘の依存がテーマである限りはそのテーマに決着をつけるのが
すなわち最終回になるんですよね。

で、実際こういうことに真剣に悩んで苦しんでいる人がいる中で、
バッドエンドを提示するのは光が見えなくなっちゃうと思うんです。
なので、多少「そんな突然母親が心入れ替えないでしょう」というのが
あったとしても、私はやっぱりこういうエンドがいいなって思います。
もちろんそれはそれで「うちはそんなに簡単にいかないよ」とは思われるかも
しれないですが、0.1%でも「自分も抜け出せるかもしれない」って思える方が
このドラマを作った意味があるのかなと。

柳楽くんがインタビューで「松島がいなかったらこんなことにはならなかったんですよね」
と言ってましたが、逆に「松島がいなかったら、家族の再構築はできなかった」とも
言えると思います。
外から多少強引に引っ張りだす存在、重要ですね。

ほんとにもう、あんなに大変な家族にあんなに巻き込まれたんだから、
この先はもうラブラブで楽しんで欲しいと思いますw

でも、もう1回同棲試みるも、教師やってるし線引きちゃんとしましょうとか
言われちゃって、お互い1人暮らしなのにきちんとしたお付き合いして、
で1年後ぐらいに「やっぱり一緒に住もう。っていうか、結婚しよう」って
プロポーズして、さらにその1年後に無事結婚でもういいんじゃないかな!!!
(勝手に話を作るの巻ww)

大分遅れたこんな書き起こしを最後まで読んでくださった方、
ありがとうございました!!

久しぶりの普通の好青年、楽しかったです(´▽`*)