柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

「誰も知らない」ができるまで

おっと、見つけた見つけた。2005年9月の感想です。
やっぱりこっちは柳楽くん語りまくり(笑)

--------------------------------------------------------------------

「誰も知らない」ができるまで


見ようかどうしようか迷ってたけど、見てしまいました…!


でも、見てよかった!!


 


柳楽くんを中心に子役達をオーディションから撮影、そして映画祭までを
追った「メイキング」というよりは「ドキュメンタリー」。
特に普通「メイキング」でオーディションからやるってのはあんまりないと
思うから、これは結構貴重では?
柳楽くんはオーディション時、手が震えて汗もびっしょりなのね。
それをちゃんとビデオが寄って映してる。
この時点でこの「成長ドキュメンタリー」を録ろうって明確な目的が
あったんだろうなぁ。


その時点では人見知りで無口で、他の子役達ともしゃべれない柳楽くんが
四季を追う毎に顔から緊張が消え、芝居のアイデアも出すようになり、
子役達を盛り上げる気遣いもするようになる。


ほんと、まんま柳楽成長物語。



でも、これだけだったらやっぱり物足りないなーと思ったと思う。
それが、クランクアップの時の柳楽くんの涙見た瞬間
「これを見てよかった…!」
になりました。


これすっごい貴重だと思う。
12~3才の男の子って一番不器用でいじっぱりな時期だと思うんですよ。
皆の前で泣くなんてすっげぇ恥ずかしい!ってのがある。
それでも。
それでもなお、抑えられない涙。
泣き声だけは出したくないって我慢するから喉の奥の方がケイレンしちゃって
体全体がヒックヒック動いちゃう。


この泣き方!
この時期の男の子にしかできないものだと思う。


色々想いを伝えたいけど、口を開いたら最後泣き声になっちゃうから
何も言えない。
その素直さといじっぱりのせめぎあいが見ているこっちにすっごく
伝わって。


この涙見ただけで、このDVDの元は取った気がします(笑


映画本編の脚本としては前にエントリーしたように言いたいことあるけど、
この映画にこういったアプローチで彼という素材をピックアップした
監督には改めて感謝ですね。
カンヌにも「頑張ったら誉めてもらえる」ことを体験させてあげたくて
子役達を連れて行ったとか。
そういう大人に巡りあえるってすごく幸せだと思う。


だからあの子達にはその幸せを無駄にすることなく、これからも成長
していって欲しいな。
--------------------------------------------------------------------

泣き萌えしてる私って一体……。
こちらも再度見てみたいです。