柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

サンスポインタビュー

【ヒューマン】柳楽優弥、渡辺謙の言葉「僕の財産」
「キャンペーン中も、みんな『全然違う』と驚いてくれました。確かに見た目の部分は、わりとすぐに変えられたんです。でも、監督から求められたのはウチからにじみ出てくる人間性。それが難しかった」
(略)
「最初は資料を見てアイヌを理解しようとしたんですが、限界があって。頭で考え過ぎ、何十回とNGを出して、(ロケ地の)北海道の寒さや景色を眺める余裕がないほど緊張で追い詰められていきました」

 ある日、主演の渡辺に食事の席で相談。「『リハーサルで、また監督に怒られました。謙さん、どう思いました?』って聞いたら、『柳楽の投げている球は、俺に届いてこないぞ』って言われたんです。1人で投げているだけだと。悩んでいた僕にとって、すごく大きい言葉でした」

 考えすぎて、役を“作って”しまっていた自分に気づいた。翌日、己を信じ、感じるままに“魂”でぶつかった。

 「そこで初めて一発OKが出て。そしたら、謙さんも近くまで来て肩をトントンと叩いてくれたんです。謙さんの厳しい一面と優しい一面…。男としてほれますね」

サンケイスポーツは今回の取材に合わせ、渡辺に柳楽の感想を聞いた。届いたコメントにこう書かれていた。
 “今回は、ある意味『柳楽を役者として男にする企画だね』と監督、柄本(明)さん、佐藤(浩市)さんと話してました(笑)。ただ優しくアドバイスをするのではなく、時には突き放したり、崖から落ちないように首根っこを引っ張ったりして、見守ってきました。そしてその目的は果たせたと思っています”

 その言葉に、柳楽は「そう、僕、崖から落ちそうになっていたんです。謙さん、柄本さん、浩市さんがいなかったら、僕は崖から落ちまくっていました。それぐらいキツかった。みんなに支えてもらいました」と目頭を熱くした。
(略)
「謙さんと会ったことで、僕と“世界”にはこんなにでっかい壁があるんだと思いました。演技力はもちろん、そのオーラや人柄。たとえば、撮影のためテントを動かすことになると、謙さんは手伝いだすんです。キャストでもできることは率先してやる。参考になることばかりでした」

 自身も2004年に映画「誰も知らない」カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を日本人初、史上最年少で受賞。だが、「あのときは、まだ14歳で何も分かりませんでしたから。逆にプレッシャーで、仕事から逃げようとしたりしていて」と回顧。「でも、もう過去のこと。今も仕事をするのは怖いですけど、10代のころの怖さとは違います」と前を向く。

 「カンヌで賞をいただけたのはありがたいことだし、また行きたい。いずれはハリウッドも。そのためにも今は一歩一歩、成長していきたい。また謙さんに『成長した』と言ってもらえるように」
(略)
 柳楽は私生活で2010年にタレント、豊田エリー(24)と結婚し、2歳になる1女の父。「結婚や子供ができたことも大きな転機になりましたね。奥さんは格好いい人で、高校時代から付き合っていて僕のことをよく知っているので、小さなことで悩んでいると一刀両断してくれる。本当に感謝しています」と妻にベタ惚れの様子だ。先日はまな娘にジブリ映画「魔女の宅急便」のジジ(猫のキャラクター)の人形を買ったとパパぶりも披露した。

すみません。どれも大切な言葉ばかりで引用多めになりました。

実は日本映画マガジンに柄本さんと李監督の対談が載ってるんですが、
そこでも「柳楽を男にする映画でもあった」と言って(柳楽くん本人はいないのに!)
話がひとしきり盛り上がってたんです。で、二人も「なんで俺たちは柳楽の話を
してるんだ」って我に返ったほど(笑)

なんだか涙が出そうになりました。
みんなにとっても大事な一本に違いないのに、柳楽くんを成長させるという裏テーマを
共犯者のようにずっと抱えて持っていてくれた。
甘えすぎないように崖ぎりぎりを歩かせて、でも崖から落ちそうになったら
首根っこつかんでくれた。

ありがとうございます。

ありがとうございます。

めざましテレビ」でも謙さん、浩市さんの対談で(ここでも柳楽くんはいないのですが)
謙さんが柳楽くんのことを「うらやましい」と言ってたんですね。
謙さんが言いたいことは、謙さん自身がうらやましいというより、
今の同世代に比べたら羨ましい環境だったのでは、ということだったと思います。
だんだんと「厳しい現場」というものがなくなりつつある今、
若いうちにこれだけ厳しい現場を経験できるのは貴重だと。

日本映画マガジンでも柄本さんが柳楽くんのことを「うらやましい」と言ってました。
柄本さんは「元来、演技っていうのは恥ずかしいもんなんだ」と。
でも慣れやずうずうしさで、だんだんそういうものがなくなってくると。
柳楽くんはその「恥ずかしさ」をもっていて、それがいいと。

それぞれ、ベテラン俳優だからこそ、柳楽くんのよくもわるくもピュアで
真面目なところが新鮮に映ったのだろうなぁと思います。

「柳楽を役者として男にする映画」として時に厳しく、時に温かく見守ってくれた皆
だからこそ、下の記事にあるプレスカンファレンスの時のあの笑顔なんですよね。

なんというか、「男っていいなー」とちょっとうらやましくなってしまいました。



あ、そうそう!魔女宅のジジ!!!
やっぱり娘ちゃんが好きなんだーーー!
ジジの物まねができるのかなー。見たいぜー!