柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

番外編~3回目4回目

重い重いお話で、初回は本当に衝撃を受けましたが、3回目ぐらいになったら
少し見渡す余裕ができ、ストーリー追いつつも細かいところを観るようになって
ところどころで溝口萌えをしておりました。
さすがに上演中に書くのは気が引けたので、終わった今開放してみますw
ついでに3回目4回目で気づいた細かい点も。

あんな真面目な記事の後に、こんな記事ですみませんw
いやあの記事が一番上ってのもどうかなと思って^^;
一応「続き」に入れておきます。

・おむすびシーン。電車に乗ってる設定でテーブルに腰掛けるんだけど
ずっと足ぶらぶらさせてるのが可愛すぎた。
ぶらぶらさせながらおにぎり。ぶらぶらさせながら人懐こそうな顔しながら
「父さんはええの?」。
やっぱりここ好きすぎる。
というか、父ちゃんとのシーンが全部好きすぎる。

・ちなみに父ちゃんの呼び方。生きている間本人には「父さん」なのに、
死後心の呼びかけをする時は「父ちゃん」になるんです。これってきっと意図が
あるんだろうなぁ。

・その父ちゃんシーン。老師に挨拶にいって「わしももう長くないから」というような
ことを言った瞬間の「え?そうなの?そうなの?父ちゃん何言うの?」とでも
言いたげに三度観ぐらいするわんこ溝口。徒弟入りが決まり「これで安心して逝ける」
みたいなことを再度言った時もやっぱり三度観するわんこ溝口。
ぎゅーってしたくなる。

・溝口って「この人」と思ったら、むしろ人より深く入っちゃうような
気がします。父ちゃんもですが、鶴川に「ここに座りなよ」って
言われて座る時、1mmも!イチッミリも!開けずにぴったり座るんですよ。
後、大学時代の冒頭、自分のお弁当(と言ってもおむすびを竹皮で
包んだものですが)を開けようとしながら、チラチラと鶴川見て、お弁当
なかなか開けなくて「食べへんの?」と聞くのも、鶴川がお弁当食べ始めなければ
食べないって感じで、わんこっぽかったです。
とにかく鶴川に懐きすぎ^^
それだけにその後の展開が悲しくて悲しくて突き刺さるんですけど…。

・鶴川にちょっかい出された時に笑う貴重な溝口がまたなんともほのぼので。
ぎごちない、けど懐いてる感じ。

・柏木とも隣に座る時は詰め詰めで座ります。だからあなた全面的に懐きすぎだから…!
カキツバタとってくるところでも、柏木に「1つお願いがあるんだが」と言われると
嬉しい顔で「なに?」って聞くの。ここもわんこ。
いや、柏木にお願いされたら、嬉しくなっちゃうんじゃなく警戒しなさい!って
突っ込みたくなる。
柏木からお金借りる時も、高利で貸されてるだけなのに「恩に着る!」と
笑顔になる溝口にきゅーってなります。

・これは萌えではなく、すごいなと思ったと思ったんですが、
(舞台俳優としては当たり前のことですが)ものっすごい役に入り込んでるのに
ちゃんとどこか冷静な部分もあって、このタイミングで小道具を置くとか、入れるとか
そういうのを柳楽くんをやってるのが新鮮でした。

・最前列にいたので聞こえましたが、芸妓の写真選ぶ時に全体には聞こえないぐらいの
声で「えーっと…あ、あった」って言って選んでました。ちなみに3回目観た時は、
選んだ瞬間に写真がパラリと下に落ちてしまったんですが、さらっと拾って「これだ」って
言ってました。

・その後写真を買う時の姿勢が結構ツボ。右手だけピシーッとまっすぐに写真を持って
顔や体全体は逆方向向いて「これください」ってお店のお婆ちゃんに言うのが
大変かわゆいです。

・ラストの中央ブロックと左右ブロックが分かれた時に母ちゃんとの最後の会話が
「気を付けてな」なんですよね。散々反発し、うらみながらも、こう声をかけた
溝口の心情を考えるとぐっときます。

・3回目観劇時は、最前列ということもあり、ラストのタバコの匂いが漂う中で
「生…きよう」というセリフを聞いたので、余計にぶわっときました。
私、タバコの匂い苦手なんですけど、人生で初めて心地よいと思ってしまいました。
柳楽溝口パワー、恐るべし!

・4回目、明らかに演出というか会話が変わっていたのではと思うところがあって、
「はて、絶景かな」という部分、確か今までは「さて」と言ったところで
「さてじゃないよ。はて、だよ。さてってなんだよ(笑)」で次のシーンに
いっていたと思うのですが、4回目では「はて、絶景かな」を溝口も言わせて
もらえてました。かなりぎこちない感じの様子を見て、鶴川が苦笑しながら
「ま、まぁいいか」っていう、このやりとりは初めて観た気がするのですが
どうでしょう…。

・今まで観た回では、題材が重すぎてコミカルなシーンでも
笑いが起こるまでいかなかったのが、千秋楽は笑いがおきていました。
上の「はて、絶景かな」もそうですし、「ストラクチャー」が言えないシーンとか。
さすが千秋楽。
本当こういう空気の違いは舞台ならではなぁと思います。