柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

最終回

1日たってしまってすみません。
飲み会から帰ってそのまま滑り込みで観たので、
観終わってから色々やってたらエネルギー切れました。

さて、今回はネタバレという形で書かず、アオイホノオそのものを
振り返っての感想にしようかなと思います。


この3か月間毎週毎週
嬉しくて嬉しくて
楽しくて楽しくて
笑って笑って
でもちょっときゅっとなって
本当に幸せな時間を過ごせました。

出演が決まって原作を読んだ時、
純粋におもしろかったので、笑いながらも
「これどこまでこのテンション再現するんだろう。
どこまで原作エピソード生かすんだろう」
という一抹の不安がありました。
あともう1つ「柳楽くんが全く漫画を読まない」ということも
不安でした、実は。

そんな中で始まった第1話。
福田監督はまさかの(つまり私は無謀だと思っていた)「完全再現」を披露!
その監督の心意気を演者含むスタッフ全員が共有していたことが伝わる画面でした。

素晴らしい80年代の再現(コーヒー、カップラーメンに至るまで!)
それを支えるBGM
あの時代の漫画家の実名、実際の作品、実際の声優の実現
そして演者のキャラクター再現による熱演!
すべてがハマっていて、ファンの贔屓目ではなく、「ドラマ実写化の大成功例」
となったと思います。

その中で柳楽くんは「原作再現」の象徴でもあったように思います
(一番前に出ていたという意味で)。
喜怒哀楽、リアクション、歩く姿から落ち込む姿まで
100%焔モユルくんで。
リアルな80年代にぎりぎりのところでマンガキャラクターとして
ちゃんとなじんでいるのがちょっと感動的ですらありました
(いや実在の人物なんですけど、漫画にした時点でキャラクターに
なっていると思うので)。

また、心配してた漫画を読んでいないという点についても
あだち先生や高橋先生を熱弁する様子はマンガオタクそのものでした。
やっぱり役者ってすごい。

特に目を開いて驚愕したり、ショックを受けている時にほぼ
まばたきしないのがすごくって。
その中でまばたきする時は意味があるので、多分意識的に「する・しない」を
してるんだと思うんですよね。

で、後はもうとにかく愛しくて。
上からフッフッフッと勝ち誇った笑みを浮かべるのも
あっという間に泣き顔になるのも
「おれは好きだけどさー」ってベッドでジタバタするのも
「トンコさーん!」って妄想でテンションあがっちゃうのも
机に向かって真剣に漫画を描くのも
もうモユルくんとして全部かわいい。

本当にこの役に出会えてよかったし、
福田作品に出られてよかったなぁと改めてしみじみ思います。

また共演者も全員見事にハマっていて、本当に素晴らしいキャスティングでした。

で、既に書きましたが、やっぱり最後にもう一度。
この作品の目指すところを最後の最後で引っ張り上げたのは
やはり一本木先生だと思います。

当時の作品をそのまま復元したり、小道具を用意したり
当時の状況や情報を補足したり、柳楽くんを漫画描けるレベルにしてくれたり。
これらがなかったら、おそらくここまでリアリティはなかったと思うんです。
80年代のあの頃のあの界隈をよく知っていて、島本先生とも仲が良くて
漫画を学校で教えた経験もあって…。
考えれば考えるほど奇跡のパズルピースだったなと。

それに。
私、エンディングのテクテク歩くモユルくんがとても好きだったのですが、
最終回改めて見て、泣けてしまいました。
一本木先生、ありがとうございました。

連続ドラマ初主演がこのドラマだったって
本当に幸せ者だなぁ、柳楽くん。

まだまだこの作品を観たいけれど、この作品は明確にゴールが
決まっていて、最終回もそれに沿って終わったので、シリーズ2は
ないかなと思っています(無理にやると残念なことになったりしますしね…)。

でもスピンオフだとか、「実はこの期間とこの期間の間にこんなことがあった」
などの特別編はできる気もするので、そういうのはちょっと期待もしてみたり
しています(笑)。

もし無理な場合も、今回ご一緒した方と再共演、再タッグする時はきっとテンションが
あがりまくると思います。


はー、本当に楽しい3か月だった!!!
ありがとう、テレ東!



(追記!)
http://www.tv-tokyo.co.jp/aoihonoo/
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