振り返りその6
前回の分セリフ１つ足しました！
教えていただいた方ありがとうございました！
そして今回分はラストの「あのひと」が思い出せずteiho-さんに
お手伝いいただきました！ありがとうございます！
Chapter9 高架（Over Head）
施設の先輩と高架下に来る主人公。
今まで白い服だった「あのひと」が黒い服で来る。
あのひと「この高架下か、捨てられたのは」
あのひと「なんでお前の妹をロボットにしたか、わかるか？
お前の過去を消してやったんだ。
だからもう、縛られていなくていい。
ぼくといっしょに、都市をつくらないか。あたらしい都市を」
「おれたちは、この都市に産み落とされた子供だ。
こんな都市に産まれることなんて望んでもいなかった子供だ。
こんな都市に、ヒーローはいない。
ヒーローがいたなら、こんな都市になっていない。
だれかがぼくたちを無責任にこの世界に産み落とした」
主人公「子供ってなんだよ！ 人だろ？ 人だろうが！
いつだって”人”だったよ、おれたちは。
なんでもない”人”だったよ。なあ？」
組みあう2人。
あのひと「結局暴力か！」
主人公の後ろから組み伏してナイフを主人公の目をめがけ横にスライドさせる「あのひと」。
あのひと「これでもまだ見えるかー？！」
主人公「うわぁぁぁ！」
目を押さえ伏せる主人公。
あのひと「俺にはすべて見えるぞ！ この世界の痛みが」
同時に透明な仮面が取れる人造人間（妹）。
キーーーーーンというような音。
その音で「あのひと」が倒れる。
妹「すべて見えた。すべてが聞こえた」
（この時舞台側は照明が落とされ、客席の奥に向けて強い光が投射される）
妹「お兄ちゃん！」
主人公に駆け寄る妹。
主人公の上半身を持ちあげる。
主「光だけだ、みえるのは。
それ以外は何も見えない。
（観客席の奥の方を指し）
ぼんやりと線がみえる。光の地平線だ。
ここには何もないから、影もない。
暗闇だって訪れないだろう」
主「あぁ、過去の余韻を感じる。
そうか、現在は過去の余韻でしかない。
現在を語ることができるのは、未来を生きる人達だ。
僕たちは、現在を生きているのではない。
過去の余韻の中を、その曖昧さの中を、ただ闇雲に生きているだけだ。
現在がどういう時間だなんて、知っているひとなんていない。
知ることができるのは……」
妹「お兄ちゃん！」
主「帰るぞ」
妹「どこへ？」
主「どこって…」
妹「ほら、答えられないんじゃん」
妹独白「私達に帰る家なんてなかった」
「紺色のカーテン」
「ピンク色のカーテン」
コレクター「まぶたを切ってやる、まぶたを」
女刑事「白いレースのカーテンが世界を覆っていて、
そのカーテンの隙間から世界を見ているような」
車イス「ここはかつては森だった。人は森に帰れるのだろうか」
あのひと「（天をまっすぐ指し）空が広く見える。飛行機が飛んでいる。
まるで巨大なクジラだ」
そう言うと力が抜けて手が落ちる。
そっと運ばれていく。
Chapter10 地平 （The Horizon）
（海辺のカフカでも使われたシガーロスの曲が流れる）
妹が抱えながら舞台からはけていく。
主「何を灯して歩こう」
Epilogue
ギターを持って現れる。
が、今度は弾かずにそのまま消える。
舞台は白い照明強め。
白い壁を右手で触りながら伝い歩く主人公。
（この辺もずっと目が見えない演技をしていてまばたきもしないです）
壁を伝い歩き終わると一旦はけて、また別の壁に沿って歩き出す。
主「いつも通りの路地だった」
主「誰とすれ違ったって」
主「誰の前を通り過ぎたって」
主「どこからが光で、どこからが影なのか」
（奥から手前に歩いてきて、舞台を横切る形で曲がる）
主「何を選んで、何を選ばないか」
（同じ奥から男の刑事がふいに出てくる。手にはナイフ）
主「その境界はどこにある？」
背後から主人公を刺す男刑事。
バンッと倒れてピクリとも動かなくなる主人公。
ーー終幕ーー
以上です。なかなか更新できず、日々どんどん記憶が抜け落ちてしまって
申し訳ないです。
全部は無理だと思いますがポイントポイントで、あの舞台の空気感を
思い出すきっかけになったらいいなと思います。
多分、これが本当に真価を発揮するのは3～4年後。
「カフカ」や「金閣寺」もざっくりな書き起こしですが、数年後に読むと
それをきっかけに、その時の空気や自分の感情が掘り起こされるので。
マイペースな更新にお付き合いいただき、ありがとうございました。
拍手コメレス
こさん＞嬉しい言葉をありがとうございます！
ほんと「プロのクズ」でしたね笑。
名無しさん＞はじめまして！コメントありがとうございました！
またセリフも教えていただき感謝です！
反映させていただきました。
また何か思い出したらぜひお願いします(*´ω｀*)
教えていただいた方ありがとうございました！
そして今回分はラストの「あのひと」が思い出せずteiho-さんに
お手伝いいただきました！ありがとうございます！
Chapter9 高架（Over Head）
施設の先輩と高架下に来る主人公。
今まで白い服だった「あのひと」が黒い服で来る。
あのひと「この高架下か、捨てられたのは」
あのひと「なんでお前の妹をロボットにしたか、わかるか？
お前の過去を消してやったんだ。
だからもう、縛られていなくていい。
ぼくといっしょに、都市をつくらないか。あたらしい都市を」
「おれたちは、この都市に産み落とされた子供だ。
こんな都市に産まれることなんて望んでもいなかった子供だ。
こんな都市に、ヒーローはいない。
ヒーローがいたなら、こんな都市になっていない。
だれかがぼくたちを無責任にこの世界に産み落とした」
主人公「子供ってなんだよ！ 人だろ？ 人だろうが！
いつだって”人”だったよ、おれたちは。
なんでもない”人”だったよ。なあ？」
組みあう2人。
あのひと「結局暴力か！」
主人公の後ろから組み伏してナイフを主人公の目をめがけ横にスライドさせる「あのひと」。
あのひと「これでもまだ見えるかー？！」
主人公「うわぁぁぁ！」
目を押さえ伏せる主人公。
あのひと「俺にはすべて見えるぞ！ この世界の痛みが」
同時に透明な仮面が取れる人造人間（妹）。
キーーーーーンというような音。
その音で「あのひと」が倒れる。
妹「すべて見えた。すべてが聞こえた」
（この時舞台側は照明が落とされ、客席の奥に向けて強い光が投射される）
妹「お兄ちゃん！」
主人公に駆け寄る妹。
主人公の上半身を持ちあげる。
主「光だけだ、みえるのは。
それ以外は何も見えない。
（観客席の奥の方を指し）
ぼんやりと線がみえる。光の地平線だ。
ここには何もないから、影もない。
暗闇だって訪れないだろう」
主「あぁ、過去の余韻を感じる。
そうか、現在は過去の余韻でしかない。
現在を語ることができるのは、未来を生きる人達だ。
僕たちは、現在を生きているのではない。
過去の余韻の中を、その曖昧さの中を、ただ闇雲に生きているだけだ。
現在がどういう時間だなんて、知っているひとなんていない。
知ることができるのは……」
妹「お兄ちゃん！」
主「帰るぞ」
妹「どこへ？」
主「どこって…」
妹「ほら、答えられないんじゃん」
妹独白「私達に帰る家なんてなかった」
「紺色のカーテン」
「ピンク色のカーテン」
コレクター「まぶたを切ってやる、まぶたを」
女刑事「白いレースのカーテンが世界を覆っていて、
そのカーテンの隙間から世界を見ているような」
車イス「ここはかつては森だった。人は森に帰れるのだろうか」
あのひと「（天をまっすぐ指し）空が広く見える。飛行機が飛んでいる。
まるで巨大なクジラだ」
そう言うと力が抜けて手が落ちる。
そっと運ばれていく。
Chapter10 地平 （The Horizon）
（海辺のカフカでも使われたシガーロスの曲が流れる）
妹が抱えながら舞台からはけていく。
主「何を灯して歩こう」
Epilogue
ギターを持って現れる。
が、今度は弾かずにそのまま消える。
舞台は白い照明強め。
白い壁を右手で触りながら伝い歩く主人公。
（この辺もずっと目が見えない演技をしていてまばたきもしないです）
壁を伝い歩き終わると一旦はけて、また別の壁に沿って歩き出す。
主「いつも通りの路地だった」
主「誰とすれ違ったって」
主「誰の前を通り過ぎたって」
主「どこからが光で、どこからが影なのか」
（奥から手前に歩いてきて、舞台を横切る形で曲がる）
主「何を選んで、何を選ばないか」
（同じ奥から男の刑事がふいに出てくる。手にはナイフ）
主「その境界はどこにある？」
背後から主人公を刺す男刑事。
バンッと倒れてピクリとも動かなくなる主人公。
ーー終幕ーー
以上です。なかなか更新できず、日々どんどん記憶が抜け落ちてしまって
申し訳ないです。
全部は無理だと思いますがポイントポイントで、あの舞台の空気感を
思い出すきっかけになったらいいなと思います。
多分、これが本当に真価を発揮するのは3～4年後。
「カフカ」や「金閣寺」もざっくりな書き起こしですが、数年後に読むと
それをきっかけに、その時の空気や自分の感情が掘り起こされるので。
マイペースな更新にお付き合いいただき、ありがとうございました。
拍手コメレス
こさん＞嬉しい言葉をありがとうございます！
ほんと「プロのクズ」でしたね笑。
名無しさん＞はじめまして！コメントありがとうございました！
またセリフも教えていただき感謝です！
反映させていただきました。
また何か思い出したらぜひお願いします(*´ω｀*)
