柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

スターダスト公式インタビュー

金閣寺メインですが、クローズの話も出てきています。


柳楽優弥
初舞台から2年。それからいろんな役を演じたので、作り上げてきたものはしっかりと生かしたいです


「大きな変化が生まれるのは稽古場でだと思いますが、こういう溝口でありたいという思いは強く持っていたいです。溝口は、とても繊細でぶれやすい人間。周りに流されやすいんですよね。そして、自分の世界の中だけで生きています。僕もぶれやすいところがあるので、共感しました。『僕の内界と外界との間の扉に鍵があり、うまく開いたためしがない。それどころか、その鍵は、錆びついてしまっているのだ』という一節に現れる、溝口の心の変化を精一杯演じていきたいです。僕は人に真面目すぎるって言われること多くて、役について考えすぎてしまうところがあるんですけど、今回、溝口に共感しているせいか、その傾向が強くなっています。考えすぎるのは良くないと思うので、気をつけたいです(笑)。溝口が鶴川と一緒に映画館に行く時のやりとりなど面白いところもある役なので、楽観的なところも残しておきたいです」

(中略)

「寺の坊主の役なので、役づくりのために、京都の宝泉寺に修行に行きました。3泊4日で、座禅をしたり、太極拳をしたりして。お寺の中はぴんと張りつめた空気で、すごく緊張しました。その一方、溝口も同じことをしたんだと思うとワクワクもして。同じ日に入山した方がもう一人いて、仲良くなったんです。溝口と柏木もこうだったのかな、と大きなヒントをもらった気がしました。お寺での修行は本当に行って良かったです。いい経験になりました。その後舞鶴にも行って、溝口の母校や、溝口が生まれたところに行ったりして。舞鶴はとても不思議な空気感の場所で、東京にいたら味わえない空気感を感じることが出来て良かったです」


あ、3泊4日でした。同じ日に入山して仲良くなった人がいるのかー。
その人もびっくりしただろうなぁ。なぜ京都に?柳楽優弥が?修行?
といっぱいハテナマークが出たに違いありません。
もしくは全く柳楽くんを知らないか(笑)。
でもそういう現場での経験は本を読んだだけではわからない空気感が
会得できるので、貴重ですよね。


この後はクローズのエピソードに。

── 舞台と同じ4月には映画『クローズ EXPLODE』も公開。この作品では、筋肉をつけ、ケンカの強い不良を、鋭い眼光と圧倒的な存在感で演じている。

「強羅という役どころの強さもあって、自分は絶対折れないという気持ちで現場にいた作品です。現場も不良漫画の作品だったからか、冷たい空気感だったんですけど、テンションが上がる冷たさでした。ケンカのシーンは、相手役の人に当たってもいいという勢いで、本気の現場でしたね。この作品でよく覚えているのが、喫茶店で煙草を握るシーンです。リハーサルのとき、テーブルに落ちた煙草の灰をマッチの箱で拾ってきれいにしていたんですけど、豊田監督が『強羅さ、ここでなんかしたいよね』っておっしゃって(笑)。『煙草とか握りたくない』って。僕も面白いと思ってやったんですけど、火傷しました(笑)。ワンカットでしっかり握っているところが映っていたので良かったです」

火傷してたんかいー!気合入ってるなぁ。
ちなみに東出くんも柳楽くんのことを「素は柔らかいのに現場に入ると目つきなどが
変わってかっこよかった」って言ってました。(MOVIEZという雑誌)
また「強羅一派は強羅一派で食事をしてた」とも言ってたので、「強羅一派」が
どの辺なのか大変興味があります(笑)。

最後に全体的な話として。

── 2014年も、映画、舞台に活躍が楽しみな柳楽優弥。彼自身、今とても演じることが楽しいという。

「努力しているから楽しいんだと思います。最近の出演作で言うと、『許されざる者』も『クローズEXPLODE』もやっている最中は大変だし辛いこともあるんです。でも終わった後、やっていて良かったと心の底から思います。舞台は、映像と違って、1日1日達成感があると思います。舞台に立つのは怖いけど、お客さんとの連帯感が味わえると思うと楽しみです。体力とメンタルが大事だと思うので、自分を鍛えていきたいです」

「努力してるから楽しい」。いやー、すごいかっこいい。
そのロジックもかっこいいし、それを言い切るだけ努力してるのもかっこいい。
いつの間にか、なかなか男気のある23歳(当時・笑)になってるなぁ。


さて、今日はこの後お花企画参加者のみなさまにメールを送ります。
届かないよーという方はご連絡ください。


追記:京都の宝泉寺はこちらですね。なかなかのスケジュールです。