柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

[おんな城主直虎・柳楽優弥]第36回井伊家最後の日振り返り

え?回数間違ってないかって?
すみません。今日のではなく先週の分です。
相変わらず周回遅れの自分のためのメモです…。

ーーーーーー
冒頭、近藤や常慶により家臣や虎松の行き先が見えてくる。
見えてくると、その先の決断をする時も迫ってくる。
それを相談する先が龍雲丸なんですね。
この時点で、直虎にとってやはり龍雲丸はちょっと特別なんだなぁと思います。

その時の直虎の悩みどころは2つ。

・虎松を松下家の養子にする=お家復興がなくなる
・養子の件をはねつける=お家復興となると、また周りの者を戦に放り込むことになる

それに対して「じゃあ、もう止めちまってもいんじゃねえですか」という龍雲丸。
すると、今まで井伊のために死んでしまった者たちはなんだったのか!と納得はしない直虎。

誰かに出せない答えをぶつけて、答えを出して欲しかったんだと
思うけれど、いざ選択されると「でも」となってしまう。

ただ、こうして口にして相談する先があったからこそ、
龍雲丸は南渓和尚に伝え、南渓和尚が決心する流れができた。

そなたはようやった

本当にそれに尽きます。
何人もの大事な人を見送りながら、自分が一番先頭に立つ。
自分の判断が周りの命を決める。
どんなにしんどいことか。

お家がまだあるうちは頑張れた。
でも一度なくしたものを、再度一からというのは倍以上のパワーがいる。
「しくじった」「ふがいない」という自己否定に入っている直虎には
難しいのが現実だと思うのです。
(それがわかっているからの南渓和尚の決断ですよね)

之の字の言うこともめちゃめちゃわかるんです。
石にかじりついてでもお家を守る。
それも1つの正解。
だから、視聴者もどちらを是とするか、ここは2つに分かれると思います。

どっちが正解、ではなく、どっちも正解だから。

でも、虎松への宣言は辛かった…。
この時代でのこの宣言は、それこそ存在の否定に近かったのじゃないだろうか…。
うえぇぇん…
と、思ったら、南渓和尚なんか吹き込んでるしwwこれは伏線くるかな。

帰ってくるのを待っている龍雲丸の顔、よかったですね…。
大切な人の大切な時を待ってる顔。
その後の足を拭いている直虎を見る顔もグッとくる表情で。

私、なぜかこの回を観てる時に、龍雲丸が出てくる度に
今まで以上にドキドキしたんですが、
最後のあのシーンを観て、あのシーンに持っていくために
恋愛スイッチを押していたからか…!とわかりました。
やるなぁ、柳楽くん…!

ということで、「あのシーン」です。
主の務めも全部終わり(あやめの嫁ぎ先除くw)、頭のやりたいことの相談にのる、という直虎。
するとまさかの「一緒になりてぇ女がいるんですが、どうしたもんですかね」という
恋愛相談キター!
普通ならここで勘づくけど、普通に受け取って動揺してる直虎ちゃんかわいいw
むしろ半分失恋したみたいな気持ちになってるんだろうなあー(ニマニマ

名を知らねぇんですよ。教えてくれませんかね
これでね、さすがにわかると思うよね。でも気づいてないw

これでも気づいてねーし!と思った龍雲丸、ストレートに伝えることにチェンジ!
ここから表情からして完全に落としにかかってるぅ!
あんたのそばにいてぇんですから。いいっていってくれりゃそれでいいんですよ
はい、死んだー。私死んだー。世の中の龍雲丸ズキが死んだー。直虎も目が点ー!
でもこれでようやく伝わった!
われは縁起の悪い女子」という直虎に「死にそびれるのは俺の得意な手なんで
あんたより先には死にませんよ。あんたを置いてったりはしませんでさね」と。
いやこれもう直虎にとったら最高のプロポーズじゃん?
そんなこと言われたら、名前名乗るしかないじゃん(最高)

で、頭巾とって髪整えてキスって、これもう結婚式じゃん?????
え、なんですか、これ月9の最終回ですか????

というくらいの素敵ラブシーンでしたね…!
これは多分NHK局内も騒がせたんじゃないでしょうか(ほとばしる妄想w
その後に信玄の「死によった踊り」が入りましたけど、
正直初回観た時は、この辺のシーン頭に入ってきませんでしたw

いやだって、オリキャラとくっつくなんて思いもしなかったので!
いい雰囲気にはなるけど結ばれないであろう前提だったので!
脳内処理追い付かず!


上に書いたように「石にかじりついてでも再興派」にしてみれば
「ただの女に戻ってるんじゃねーよ!」って思うのもわかるんです。
そもそも「大河の主人公」ですしね…。

わかるんですけど、あの堰を切ったように泣く姿を観た時に
私は直虎に対して和尚様と同じように
「よくここまで頑張った。井伊がなくなった今、誰のためでもなく
自分のために生きてもいいんじゃないかな」
と思ってしまったんですよね。龍雲丸とくっつくかどうか以前に。
大河がどうのではなく、もはや直虎という1人の女性に感情移入
してるんでしょうね…。レベルは全く違うけど、自分も仕事で
働き続けて、部下の人生を左右するような判断をしなきゃ
いけない中で、心折れる気持ちはすごくよくわかるので…。

なので、割と納得してます。

史実でもこの辺りの資料は全くないらしいので、
本当に誰かと添い遂げてるかもしれないですしね~。
いやーでも森下先生大胆にやりましたね…!


ということで、まれの大輔さん「おはよう」に次ぐ
柳楽優弥沼落ちを作った回でした。
ビバ!