柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

<太陽の子・柳楽優弥>土曜スタジオパーク~柳楽くんを一番尊敬した日

7/17まで久しぶりに更新頑張っていたブログですが、7/18から更新できませんでした。
だから、再開するならやはりここからと思いました。

 

私にとって、春馬くんはやっぱりちょっと特別な人で。

春馬くん自体を追うようなファンではなかったのですが、1つには数少ない「たまたま会った芸能人」でもありました。

 

忘れもしない2011年3月11日。
この日、私はたまたまお休みをもらっていて珍しく平日の昼に外にいたんです。
すると、そばでドラマ撮影をしていて、そこにいたのが春馬くんでした。
自転車に乗ってるシーンだったのですが、その自転車に乗ってる春馬くんが
本当にシュッとしていて、本番前の準備の時間の表情もとても集中したいい表情を
していて、これぞ役者!というオーラを放っていたんですね。
それまで会った芸能人の誰よりも「テレビで会った時と実際に会った時とギャップ」を
感じて、ハッとしたのを今でも覚えてます。

しかもその直後に東日本大震災があり、ドラマの撮影も撤収。
私も店頭でたまたま流れていたニュースを見て、ただごとではないと帰宅。
そういう一連の記憶が全部セットになっていて、忘れられない1日なのです。

 

そして、もう一つは、やはり「銀魂2」での共演時のインタビュー。
度々柳楽くんからも春馬くんからも、2人の「これまで」と「今」が語られ、
「あぁ、間違いなくこの2人は同じ世代の”同志”なんだな」とわかり、
それからは「春馬くん、桃李くん、将生くん、そして柳楽くん」この4人で
この世代を盛り上げて欲しいと思うようになったし、それを信じて疑ってませんでした。
(今年3月に柳楽くんに出したファンレターにも「この4名でいつか舞台ができたら」ということも書いてました)

 

なので、今回のことは受け入れがたかったし、今でもどこか拒んでいる自分もいます。
ワイドショーやネットニュースは1週間避けてましたし、城田くんの歌についてもTLでちらっと見かけましたが、観るのはやめました。
その代わり、同じ日に放送があった『コンフィデンスマンJP』の映画を観て「春馬くん、いるじゃん。元気じゃん」と現実逃避してました。
その後続編も映画館に観に行き「ジェシー、やっぱりかっこいいわー!!」と堪能してきました。
役の彼を見ていると、「まだいる」と思えたのです。
ただ、その後Mステでミュージックビデオが流された時に初めて「やっぱりもういないんだ」と実感して大泣きしました。

どうやら私は「三浦春馬」として出てくると実感して、役の彼は役として観られるようです。
だから多分『太陽の子』も役として観れるんじゃないかと思ってます。

 

個人のことをだらだらとすみません。
どうしてもこれは1回吐き出して気持ちの整理をしたかったので。

 

で、このことがあった時、土スタは中止だろうなと思ってました。
生放送で扱うには、番組の主旨と照らし合わせても重すぎて、
番組側がNOとするのではないかと。
で、それはもうしょうがないと思ってました。

 

でも特に中止のアナウンスもなく、普通に放送。
どうするんだろう…と正直不安もありました。

 

番組前半。
いつもの土スタでした。
柳楽くんもいつも通り、ちょっと声が小さめで、つい他の人が言う流れにのってしまういつもの柳楽くん笑。

特に安心したのが「(演技が)大好きですね。ほんと大好きだなって思いました」「うまくなりたい、いい作品に出会いたいというのはずっと思ってるかもしれないですね」「うまくいかないなという時もありましたけど、ほんといい現場だったり俳優の先輩だったり色々な方に会えて、より乗り越える楽しさ、俳優大好きだなっていうのが年々増してるなと思います」という言葉があったこと。
春馬くんのことがあってからSNSの発信も全くなくなったので、もちろん衝撃や悲しみがあるとは思うのですが、それがいきすぎて仕事にまで影響出るようだったらどうしようと思っていたので、演技に対する情熱は変わってないと知り安堵しました。

 

そして後半、ドラマの紹介の時間になった時。

春菜さんから経緯説明として「土曜スタジオパークでは柳楽優弥さん有村架純さんと相談を重ねまして、お二人の気持ちを尊重して、予定通りこのドラマをご紹介させていただくことになりました」とあり、さらに架純ちゃんから「柳楽さんともお話をさせてもらって、ご連絡をくださったんですけど、今自分達ができることはしっかりこの作品を観ていただくということなので、今回出演を決めて春馬さんの分までしっかり届けられたらなと思ってます」というお話がありました。

 

この2人の話を総合すると、土スタのスタッフからどうしますかと持ち掛けられた時に、柳楽くんが架純ちゃんの同意を取る形で出演が決定したのかなと思いました。

 

まずこれに感動しました。
生放送でどんな空気になるかも読めない中、座長として、そして春馬くんの遺志を受け継ぐものとして、きっと判断したのだと思います。

 

ここからは私はもう「頑張れモード」になってました。
柳楽くんが決心した中には当然「番組を成立させて、メッセージを伝える」というのがある訳で、号泣してお通夜にする訳にはいかない、というのがあったと思うんです。

 

春馬くんの優しい笑顔のメッセージ、現実ともリンクしてしまいそうな海辺のシーンや「未来を話そう」というシーン。視聴者の私達でさえ泣いてしまうものが流れる中、ぎりぎりで保ってしゃべる柳楽くんにただただ頑張れってエールを送ってました。

 

でもちゃんと堪えてたし、何よりドラマについても、春馬くんについてもきちんと伝えられていて、最後には「全キャスト、全スタッフが全身全霊をかけて挑んだ作品なのでご期待ください」と、いうメッセージ。

放送後に春馬くんのファンの方が「ありがとう」と言っているツイートをいっぱい見かけました。

また、たまたま放送を見て心打たれ「ドラマも絶対観ます」と書いてくれた人もたくさんいました。

 

この放送に出ると決断した柳楽くんは正しかった。
放送しなければお蔵入りになっていたであろう、在りし日の春馬くんをちゃんと観ることもできた。
より多くの人に作品を届けることもできた。

 

本当に今までで一番尊敬をしました。

役者としての尊敬は今までもしてきましたし、インタビューなどで素敵な人だなと思うことも多いですが、この放送を通して、改めて柳楽くんを人として尊敬しました。

頑張ったよ、柳楽くん。

全キャスト、全スタッフが全身全霊で挑んだ作品、今日しかと見届けます。

 

www.nhk.jp