柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

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<柳楽優弥・ターコイズの空の下で>MONEY PLUS KENTARO監督インタビュー

こちらも監督へのインタビューです。

 

media.moneyforward.com

ストーリー自体は、何年か前にモンゴルのスター俳優であるアムラ・バルジンヤムと会った際に、そこで盛り上がった話から端を発しています。

第二次大戦後に日本人捕虜が、モンゴルの首都ウランバートルにある国会議事堂やオペラ座などの建設に携わったそうです。旧ソ連におけるシベリア抑留の話は有名ですが、ここでも同様に日本人捕虜が労働力となりました。シベリアより待遇は良かったそうですが、強制労働に駆り出されました。

こういう話をモンゴル人はみんな知っているのに、なぜ日本人は知らないんだということをアムラに言われ、それをきっかけに、捕虜時代に現地の女性との間にできた子供を探しにいくという、あらすじができました。

 

いきなり初耳話!
アムラと出会って…というのは聞いてましたが、ここまで具体的なものは初めてかと。

しかも捕虜のお話が軸だったんですね。
確かにこの映画観るまでモンゴルにも捕虜がいたとは知りませんでした。

 

じつは私の体験を元にしたものです。アムラとモンゴル国内を旅行した後に、今回の映画のシナリオを書き始めました。物語の中で車が故障して、タケシが何もない草原の中で一人ぼっちになるというシーンがあります。あれもそのままです。

というのも、草原では通常の携帯の電波が届きません。そのため「今から故障した車のパーツを探しに行く」とアムラが出かけていってしまったら帰ってくるまで連絡の取りようがないんです。故障部分のパーツを探すといっても、まず一番近い村まで行って、そこで村人から衛星電話を借りて、パーツがどこで手に入るか尋ねることから始まります。

──時間かかりそうですね……。

私との旅行中も、アムラは「すぐ帰ってくる」と出かけていくのですが、それが何時間後かはさっぱり分からない。私は、草原のど真ん中に8時間くらい待たされました。だんだん寒くなるし、車のライトも点かない。外は動物の泣き声や音がする。盗賊が車を持っていってしまうかもしれないから、車からは離れるなとも言われ……今の都会人が急にこういう状況下におかれると、かなり心細いです。

 

これも初めて知りました。あのシーンほぼ実体験なんですね。
映画は「大分時間が経った」という感じで進みますが、リアルな「8時間待ちぼうけ」って結構気が狂いそうになるような時間だと思います。
私なら途中から泣く。多分。

 

彼は、日本にもファンはたくさんいるけど、海外でもハンサムだと分かるビジュアルを持っています。

その国では美男子だけど海外ではその美しさを分かってもらえないとか、その逆もありますが、柳楽くんの場合はそういうのがない。服とか髪型とかは、ユニバーサルなアートディレクションにしたいと思いました。

 

これめっちゃわかります。日本は年々草食かわいい系が主流になっているので、むしろ海外の方が受けがいいハンサムかなと思ってます。

 

初めて聞くお話が多く、監督オンリーならではのインタビュー内容で満足!