柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

大杉漣記念館コラム掲載(11/30分)

この件があるまで、大杉漣さんの言葉をこうして丁寧に掲載しているサイトが
あると知りませんでした。

知ったのはこちらのTwitter

実際のコラムはこちら
音楽と人」2004年8月号に掲載されたものだそうです。

「ぼくは、全般的に〈子役〉と称される妙に礼儀正しく画一された演技指導を受けた子供たちが苦手だ。人の目の色を伺うことに手馴れる必要なんかないのにどうして大人たちは〈扱いやすい子供たち〉を作り出そうとするのか。犬が犬であるように子供は子供でいい。もっと極端を言おう、子供はあのデカ犬君でいいのだ。

再会した四人の子供たちは、印象で言うと限りなく〈犬的〉である。」

あぁ、あぁ!
漣さん、全面同意です!
私が柳楽くんを好きになった理由もまさにこれ。
作為のない子供らしい子供だったから。

収録後、柳楽君が恥ずかしそうにこう言った。
「大杉さん、俺ムニュムニュに行くんですよ」
「えっ、ムニュムニュって……」
「はいっ、カンヌです」

もう、もう、ムニュムニュ言ってる柳楽くんがありありと目に浮かぶ!
でもまさにそういうところが子役っぽくなくていいんですよね。

「ぼくにもカンヌ土産に映画祭Tシャツと香水を買ってきてくれたんだ。律儀な子供だ。
後日、柳楽君にお祝いの電話を入れた。事の大きさどこ吹く風、いたって暢気ないつも通りの彼がいた。なんだか、ぼくはホッとした。」

子供らしい子供ではあったけれど、ちゃんとお土産買ってくるところがよきー!
きっと漣さんも、柳楽くんが色々苦しんでる時期はハラハラしたりもしたんだろうなぁ。
返す返すも大人になってからがっぷり四つで再共演できなかったのが悔やまれる…。

当時こんなコラムを書いているなんて知らなかったので
(そもそも当時はSNSなんてなかったしなぁ)
2004年の言葉が2019年の今読めるなんて、タイムカプセルのよう。
なんだかこの時空を超えてきた言葉に無性に泣けてしまいました。
漣さんがきっと今のタイミングで届けてくれたのかなと思います。

そして、サイト運営をされているスタッフの方々にも感謝です。

天国から今の柳楽くんの活躍観てくれてるといいな。