柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

初日鑑賞

地元の初日初回観てきましたよー!

とりあえず一言。

強羅かっこいいいいいいいい!!!

いやあの面構えもいいんですけど、
それよりなにより一本筋通ってる感じがかっこいいわぁぁぁぁ。
パンフの中でやべさんが「映画に出てるやつらはイケメンではなく、男が前に出ている男前」
って言ってたんですが、まさに「男前」。
この映画観たら、強羅に憧れる人が一番多いのでは、という気もしました。

で、そうストレートに思えるほど、映画の中で強羅として存在してました。
間違いなくオーラ出てました。
いやもうこの存在感。たまらないです。
溝口からの強羅というのがまたたまらない。
ギャップ萌え。

久しぶりだか初めてだかぐらいの勢いでヤンキー映画を観ましたけど、
この年齢で観たから一周して楽しめました。
なんかシンプルでいいなって。

強い奴を倒す。
倒すと権力となわばりが手に入る。

原始人的本能で言ったらある意味正しいなと。
って、思ってたら劇中でも「サル山のサル」という例えが
出てきて、あ、やっぱりそういうことよねと納得w

でも本能に従ってる行動だから、やっぱり観てる側は
どこかスカッとするというか。
私、血とか苦手だし、ボクシングなどの格闘技も観れないんですけど
私の中ではありでした。

正直、旋風男がラストに向かう気持ちの変化とか加賀美の気持ちとか
いまいちストンと落ちないところもあったんですが、そんなことはどうでもいいと
思えるぐらい、シンプルに殴って勝った方が勝ちということを貫いているのが
気持ちよかったです。

そうそう、やっぱり永山くんの変わりっぷりもよかった。
柳楽くんもだけど、ちゃんとその人として映画の中で生きてました。
あと、永山くん演じる藤原の立ち位置がいいなーと。
結局暴力だけで生きてたらドロップアウトするし、ドロップアウトしたら
結局その先ヤクザにヘコヘコしないと生きていけない訳で。
単純に「かっこいい」だけでは終わらせないリアルがあったからこそ、
安心して殴り合いを観れたのかもしれません。

あと、勝地くんのお調子者キャラクターもブレてなくて、安定の勝地くんでした。
他ジャンルからの出演者やこれからという若手俳優の中での安心感たるや。
私、昔っからこういうお調子者キャラが好きなので、出てくると和んだなー。

東出くんはお芝居はもうちょっと頑張れーと正直思ったけれど、
なんというか、この東出くん観てると昔の柳楽くん思い出すんです。
デビュー間もないのに大きな作品背負って主役演じて。
実力が追いついてなくて、監督に何十回もダメ出しされて。
多分二人は似てるところあるんじゃないかなぁ。
ここで悔しい思いをした分、きっとこの先花開くんじゃないかなと思ってます。
それにやっぱりタッパが大きいのは魅力!
殴る蹴るの見栄えが素晴らしいー!
軍団でいる時の頭1つ出てる感じもよくって、監督が東出くんに賭けたのは
わかる気がしました。

ちなみに、昨日のA-Studioに東出くんが出てて(オタク必需品全録HDDでチェックw)
鶴瓶さんが(強羅仕様の柳楽くんの写真をみて)
柳楽優弥!」「柳楽優弥ここへきて、めっちゃおとなしいねん」
「あいつスイッチ入れたらあんなんなるんやろ」
と興奮気味にお話してました。

鶴瓶さん、クローズ観たのね。びっくりしただろうなぁ^^

とにかく、KINGである強羅があまりにかっこよかったので
うっかりもう1回観たくなってます。舞台で大分散財してるんですけどw
しかも勢いで、買おうかどうしようか迷っていたオフィシャルフォトブックも
買う始末。映画観てテンションあがっちゃったようですww

続きにちょっとネタバレ的な感想も。

追記:そうそう!この映画、柿澤くんが「強羅の右腕」的立場で出てるんですよ。
その立ち位置がカフカ観てるとたまらなくて。
さらには高橋努さんも出てるんですよね。
こうして、仕事の繋がりが別の仕事でも出てくるようになってきたのは仕事が充実してきた証拠でもあり、嬉しいです。


強羅の何が好きって、結局彼は「正攻法」では誰にも負けてないってところ。
2回倒されるんですけど、どちらもふいうちだったり、ケガを執拗に攻撃されたりと
ちょっとアンフェアな戦いなんですよね。

でも強羅本人はいつでもストレート。
その男気に惚れました。

それでいて、藤原が動き出したからってすぐに動くのではなく
情勢を見極めたり、それで仲間が激情しても、殴るのではなく
タバコを握りつぶすことによって昇華させたり、リーダーの器もあるんですよね。

そうそう、タバコシーン、一通りみたらがっつり握ってました。
火傷跡が心配だけど、あのシーンはそういった訳でものすごく意味がある
いいシーンになってました。

あーーー、とにかくかっこいいいい!