［ゆとりですがなにか・柳楽優弥］第9回まりぶくん中心書き起こし＆感想
冒頭からまりぶくん逮捕です。
恐喝未遂罪、脅迫罪、公務執行妨害…
改めて罪状にすると重い…。
そして、ゆかちゃんは入国管理局に見つかりそうになって家を出る。
もうこの冒頭だけで心が苦しくなってしまった。
やまじとまーちんはレンタルおじさんと会って
弁護士をつけないと、という話になるのですが、不機嫌になるまりぶパパ。
話を逸らそうとまーちんの結婚話からの社長就任を話しかけると
今度はまーちんが不機嫌に。社長ではなく社長手助けになっちゃったからね…。
でも、茜ちゃんとは順調のご様子。マリッジピンクー！
さて、やってきた弁護士はまりぶの腹違いの兄。
でももう、パパに対しても、まりぶに対しても態度最悪。
（つうか、ハンズフリーで話すまりぶ兄も大分個性強い…ｗ）
その夜、そうなった経緯（パパの闇）を鳥の民でパパがさらけ出します。
ここで、再婚相手、つまりまりぶママの画像を見せてもらって、
まーちんとやまじー、村井はまりぶママが「多摩美人」のポスターの
麻生ひとみだと知ります。
そして、まーちんが気づきます。
「おかあさんに会いに来てたんじゃないかな、まりぶくん、ここ（いつも座る席）に！」
お母さんに会いに来て。
まーちんが戦って働いてるの見て。
1日の中の幸せな時間だったんだろうなぁ…。切ない。
しかし、ここの鋼太郎さんのほろ酔い演技うまいなぁ。
あと、一番嫌いな言葉1位「自業自得」の後、2位「慰謝料」、3位が「養育費」に笑ったｗ
そして、ここに大学を目指す（つまり高校3年？）頃のまりぶくん回想シーン登場！！
前髪下して伏目がちにすると、昔の面影すごい出る…！
この髪型にすればまだまだ大学生役はできると思うし、爽やかな役もできると思うんだよー！
で、まりぶのところにその兄が面会にやってきます。
「道上まりぶさんですね」とよそよそしく確認する兄に
「ですよ」とこれまたぶっきらぼうに答える弟。
「取り調べには素直に応じてますか？」
「（無言）」
「今後の進め方ですが、示談をご希望ですか？」
すると、
「裁判しまーす！」
と敢えて軽くいうまりぶ。
「弁護士はつけません。金もったいねぇし、あんたの世話だけはなりたくねぇし！」
「こっちこそ願い下げだ、この野郎！！」兄スパーク！
「上等だ、この野郎！」弟もスパーク！
「いきがってんじゃねぇぞ、この野郎！何やってるんだよ、神童が！
なんてザマだよ！」
…と、看守の隙をついて、兄がいる廊下に飛び出し、兄に飛びかかるまりぶ。
「何％かはてめぇのせいだろうがよぉ！」
殴り返す兄。
「うっせぇ、この恥さらしがー！実刑くらって、ブタ箱入れ！」
見事な物別れ。
やまじとまーちんにも「だめだ。論外だわ。降ります私」と報告する兄。
が、「まともじゃない」という兄に
「まともってなんですか？だれが決めるんですか？だれが基準ですか？」
と食い下がるまーちん。
「社会であり、法律ですよね」
「じゃあクズだな。でもずっとまともでしたよ彼。初めて会った時から」
そうして、まりぶ兄にあらためて「お願いします」「お願いします」と
頭を下げる二人。
なんかもうすっごい強いじゃん、絆。
…って、グッときてると、
まりぶ兄の「友達が」に「被害者です」って言い直す辺りがクドカンｗｗ
そしてその脇でレンタルおじさんと大泣きしてる山岸ｗｗｗ
山岸おいしいキャラだわぁｗ
そうこうしてるうちに、茜ちゃんは坂間家に引っ越してきます。
結婚前に同居ってえらすぎ…。
会社も無事退社。
というか、会社側もあっさり退社を認めて、次に進んでる。
茜ちゃんとしては色々複雑なんだろうね。
やまじの方は悦子先生が他の先生とも会っているのがわかって動揺。
しかもやっぱり教師を目指したいと言い出す…。
悦子先生、未だに真意がよくわからん～。一周回って意外と何も考えてないのかな。
さて、まーちんとやまじに言われて、再び面会にきたまりぶ兄。
「示談に持ち込むんじゃねぇのかよ、先生」
「おまえ、北沢って植木職人に何をした？北沢さん、傷害罪で訴えるってよ。
再逮捕だってよ。示談は失敗。これからは不起訴を勝ち取る目的で戦う」
「金は？まさか坂間っちと山ちゃんに？」
「被害者から金とる訳ねぇだろ、ばか」
そんなまりぶの元に、ゆとりから近況をつづる手紙が届きます。
別れてたら逮捕された人とは距離置きたいと思うのがふつうなのに
気にしてるのはいい子だよね。
そして、「ゆとり」の名前の由来もつづられてました。
「か み さ ま の ゆ と り」
あぁ…。「神様の言う通り」からの「ゆとり」。
すごいな、クドカン！最初からここまで考えてたのかな。
この後「ばかちゃんになっていたかも」というところで、ふふふ…って
笑うまりぶもすごくいい表情。
悲しい寂しい状況の中で、笑いが灯った瞬間。
そして、まりぶ再びの回想。
今度はセレブが生まれた頃のお役所。
「ふざけんなよ。なんで出生届出すのにパスポートがいるんだよ」
「まりぷモッテルヨ」
「規則、規則ってさ、あんた。こんなガキ連れて国外追放って、
あんたそれでも日本人かよ！」
「パスポートハギゾウジャナイヨホンモノ」
「あ、そうなの。じゃあさ、もっとさこうすっと出せよ、バカ女！」
「ヨロシクオネガイシマス」
（この間ずーーーーっとセレブを安定感ある抱っこしてるまりぶは正義でしかないし、
最後笑いかけてるところとかなんかもうまるっとパウチして保存したいパパぶり!!）
再びゆとりの手紙
「子供は親は選べないし、名前も選べない。だから産んでくれた親や、
名前をつけて呼んでくれた家族を信じて、ついていくしかないんですよね。
ゆとり世代もそう。つくって名前つけたのは大人なんだから、ちゃんと面倒
みるべき、ですよね。
そして今度はうちらが社会をつくる番、子供を産んで名前をつける番、ですよね」
まりぶにとってこの手紙は、子供としての立場と親としての立場ダブルで
響いたんだと思います。
「んだよー！自分だけ先に大人になりやがってよー！」
と。
「保釈です」「え？え？起訴じゃねぇの？」
晴れてシャバにー！！
そこにパパと兄が。なんとまりぶママが保釈金を払ってくれたと。
そういや全然出てこないけど、まりぶママは今でもふつうに母親なんだった。盲点。
近づいて迫るまりぶですが、殴る訳でもなく、一言
「入国管理局ってどこ？」
よかった！外に出て一番にユカとセレブの行方を気にしてくれる人でよかった…！
さて、その入国管理局。
どうやら出生届してたことで、その時にちゃんと申請してれば在留特別許可が降りた
とのこと。つまり、ユカちんは逃げ回る必要はなかったと。
「知らねぇもん、そんな制度。学校でも予備校でも教わってねぇよちきしょー！」
キレるまりぶ。
「連絡つきます？」
「つかねぇよ。ケータイ持ってねぇし。ショップ行ったけど契約できなかったよ。
なんなんだよ。在留カード出せって言ったり、パスポート出せって言ったりよー！」
机を下から蹴り上げるまりぶをなだめるパパ。
「とにかく捜索願出して出頭するの待つしか」
怒り心頭で机の上にあがるまりぶ…！
「出頭なんかする訳ねぇだろ！ぼけかすがよ！逃げてんだぞ！」
だよね…。
「まりぶやめなさい。もう、あのな、いいか。
元はといえば、おまえも悪いんだから！え？自業自と…」
（一番嫌いな言葉を！）
「いや、すまん…」
机を降りるパパ。
「……なんで謝んだよ…」
泣くまりぶ。ここの悲しさをたたえた視線からの泣きは観てる側の
気持ちも持っていかれてしまう…！
「なんで謝んだよ！」
「いやだから、おれはおまえにそんなこと言える資格がない。
自分のことを棚に上げちゃってるからさ」
「じゃあ他に誰が言うんだよ！俺に。
いねぇだろ、あんたしか。しっかりしてくれよ、おっさんよぉ！」
まりぶも机から降りるとパパに一発。
「やめなさい！」「民事ですから」（妙に説得力ある一言…）
倒れたパパが改めて土下座をしようとすると、つかみあげて
「安く謝んじゃねぇよ！謝って済むほど軽くねぇよ、あんたのしたことは！
レンタルだったらチェンジだよ、とっくに！チェンジできねぇからムカつくんだよ！
あんたしかいねぇから！親だったらもっと親らしいこと言えよ！
てめぇのことなんか棚にあげりゃいいじゃねぇかよ！
親なら親らしくしろ。選べねぇんだから、こっちはよぉ！」
「…はい」
「はいじゃねぇよ。言えよ、誰が悪いって」
立ち上がって意を決して。
「お前が悪い！自業自得だよ！」
肩を震わせて泣くまりぶ…。
「親父……」
徐々に近づく。
和解の抱擁…かと思いきや、もう一度蹴り！
「てめぇに言われたくねぇんだよ、ばか野郎！」
殴り返す父親。
「おい、どうすりゃいいんだよ？え？」
また殴りかかろうとするまりぶに
「おまえ、それが親に対してすることか！このやろう」
「バカ野郎！バカ野郎！バカ野郎」
殴ってしかる父親。
まりぶはずっと「ちゃんと」叱られたかったんだ。
兄と比べる母親と、負い目を背負った父親と。
両方に全うに正面から怒られることがなくて、
だから大人になりきれなかったんだ。
そして、以前はまりぶの受け売りをゆとりが話すことで
就活という状況を打開したけど、今回はゆとりの受け売りを
まりぶが言うことで状況が変わってる。
上とか下とか、世代とか、そんなの関係ねぇ！ってのが
クドカンの言いたいことなのかなと思ったり。
ちゃんと叱られる。
まりぶに必要な通過儀式。
お兄さんもそれをわかっていたから、止めずに見守ってた。
ちゃんといい家族だよね？
ひと騒動おわって道上家一同は鳥の民に向かいますが
なんと貸し切り！
他の焼き鳥屋でいいじゃんという兄に対して
「ここのじゃなきゃダメなんだよ。外出たらここで焼き鳥食うって…」
と（泣ける！）、その背中に「まりぶくん！」とかける声が。
まーちん！
そして…「まりぶくん！」やまじも！
その時に二人に向ける笑顔！！！！
なにこれ、なにこれ！
なんでこんな純粋な笑顔できちゃうの…!!
心許した人にしか見せない笑顔。
嬉しさと楽しさと安堵と。
なんだよもう、笑顔見て切なくなるってずるいよ…！
恐るべし、柳楽優弥。
まーちんとやまじに促されてお店に入ると顔なじみのメンバーが勢ぞろい。
照れくさそうな笑顔で入るまりぶ。
もちろん座るのはあの席。
しかも坂間っちが焼きます！
どうやら、出所祝いではなく、坂間っちと茜ちゃんの結婚祝いの場のようですがｗ
お兄さんが弁護士やるのは正直不利なんじゃないかと心配していた山路に対して、
「そこはプロですから、法の下では」とｷﾘｯと答えるお兄さん。
「そんなこと言ってますけどね、毎日通っ…」と突っ込むパパ。
「ごちゃごちゃうるせぇなー！坂間っちが集中できねぇだろ！」照れ臭いまりぶくん(´～｀*)
さらにこの後、お兄ちゃんが「多摩美人」のポスターに気づいて、
それをあからさまにごまかすパパ、それを見て笑うまりぶ。
道上家いいじゃん！和む…！！
そして、できあがった焼き鳥とビールを食すまりぶ！
もぐもぐもぐもぐもぐ…からのーグーーッ！！
まーちんの嬉しそうな笑顔。
みんなも見守ってる感じが温かい。
でも、そんな中「お勘定！」と言うまりぶ。
「長居は無用。じゃあな！」って。
あの場所で、坂間っちとやまちゃんに会って、ビール飲んで焼き鳥を食べる。
そのことがすべてなんだね。
慌てて坂間っちが追うと、まりぶパパもまりぶについていく。
肩を組もうとしては足蹴にされる訳だけど、でも二人の間に流れる空気は
確実に変わっていて。
鋼太郎さんと柳楽くんのかけあい演技、全部全部見応えあるなぁ。
残りのメンバーで引き続き飲んでる中（まりぶ兄もｗ）
まーちんが、山岸に「最後に言いたいこと言わせてもらうわ」と言い出します。
「お前、自分で思ってるほど、カッコよくないし、頭よくないし、
ダサいんだから、ヘラヘラしてないで、自分磨く努力しろよ。
でねぇと、出世できねぇぞ」
ここでも。
数年前自分に言われた言葉を、次の世代に全くそのまま伝えていく。
世代なんて関係なく、同じ言葉が響いていく。
3か月後。
10月14日が性教育の日。
10月15日がまーちん茜ちゃんの結婚式。
まりぶは二人と連絡をとらず、パパとそしてなぜか舎弟くんと（いいやつじゃ！）
ビラ配りをしてユカとセレブちゃんを探してて。
やまじは相変わらずDTで変わってなくて。
でも、まーちんと茜ちゃんは幸せなようで、というか間違いなく幸せなのに
茜ちゃんなぜか謝りモード。
----------------------------------------
ここから先が最終回！
柳楽くんの演技をいっぱい堪能できて、幸せ。
柳楽くんの演技で泣けて、幸せ。
まりぶのような勢いある演技が最近多いけど、
やっぱり微妙な感情を表情だけで表現するのがうまいなぁと思うし、
観るの好きだなぁって思う。
まりぶくんもどうなるかと思ったけど、捕まったことも、家族関係も
とりあえず解決方向になったから、あとはユカちんとセレブちゃんだけ！
最終回にはクリアしてくれると信じてる…！
さらに、植木職人として生きるのか、大学もう一度目指すのかも明らかに
なりそうだけど、そこはまりぶが自分で決めた道ならどっちでもいいかな＾＾
ラストシーンはちゃんと結婚式で締まる…のかな？
そうだといいな。
寂しいけど、まずは最後まで見届けたい！
恐喝未遂罪、脅迫罪、公務執行妨害…
改めて罪状にすると重い…。
そして、ゆかちゃんは入国管理局に見つかりそうになって家を出る。
もうこの冒頭だけで心が苦しくなってしまった。
やまじとまーちんはレンタルおじさんと会って
弁護士をつけないと、という話になるのですが、不機嫌になるまりぶパパ。
話を逸らそうとまーちんの結婚話からの社長就任を話しかけると
今度はまーちんが不機嫌に。社長ではなく社長手助けになっちゃったからね…。
でも、茜ちゃんとは順調のご様子。マリッジピンクー！
さて、やってきた弁護士はまりぶの腹違いの兄。
でももう、パパに対しても、まりぶに対しても態度最悪。
（つうか、ハンズフリーで話すまりぶ兄も大分個性強い…ｗ）
その夜、そうなった経緯（パパの闇）を鳥の民でパパがさらけ出します。
ここで、再婚相手、つまりまりぶママの画像を見せてもらって、
まーちんとやまじー、村井はまりぶママが「多摩美人」のポスターの
麻生ひとみだと知ります。
そして、まーちんが気づきます。
「おかあさんに会いに来てたんじゃないかな、まりぶくん、ここ（いつも座る席）に！」
お母さんに会いに来て。
まーちんが戦って働いてるの見て。
1日の中の幸せな時間だったんだろうなぁ…。切ない。
しかし、ここの鋼太郎さんのほろ酔い演技うまいなぁ。
あと、一番嫌いな言葉1位「自業自得」の後、2位「慰謝料」、3位が「養育費」に笑ったｗ
そして、ここに大学を目指す（つまり高校3年？）頃のまりぶくん回想シーン登場！！
前髪下して伏目がちにすると、昔の面影すごい出る…！
この髪型にすればまだまだ大学生役はできると思うし、爽やかな役もできると思うんだよー！
で、まりぶのところにその兄が面会にやってきます。
「道上まりぶさんですね」とよそよそしく確認する兄に
「ですよ」とこれまたぶっきらぼうに答える弟。
「取り調べには素直に応じてますか？」
「（無言）」
「今後の進め方ですが、示談をご希望ですか？」
すると、
「裁判しまーす！」
と敢えて軽くいうまりぶ。
「弁護士はつけません。金もったいねぇし、あんたの世話だけはなりたくねぇし！」
「こっちこそ願い下げだ、この野郎！！」兄スパーク！
「上等だ、この野郎！」弟もスパーク！
「いきがってんじゃねぇぞ、この野郎！何やってるんだよ、神童が！
なんてザマだよ！」
…と、看守の隙をついて、兄がいる廊下に飛び出し、兄に飛びかかるまりぶ。
「何％かはてめぇのせいだろうがよぉ！」
殴り返す兄。
「うっせぇ、この恥さらしがー！実刑くらって、ブタ箱入れ！」
見事な物別れ。
やまじとまーちんにも「だめだ。論外だわ。降ります私」と報告する兄。
が、「まともじゃない」という兄に
「まともってなんですか？だれが決めるんですか？だれが基準ですか？」
と食い下がるまーちん。
「社会であり、法律ですよね」
「じゃあクズだな。でもずっとまともでしたよ彼。初めて会った時から」
そうして、まりぶ兄にあらためて「お願いします」「お願いします」と
頭を下げる二人。
なんかもうすっごい強いじゃん、絆。
…って、グッときてると、
まりぶ兄の「友達が」に「被害者です」って言い直す辺りがクドカンｗｗ
そしてその脇でレンタルおじさんと大泣きしてる山岸ｗｗｗ
山岸おいしいキャラだわぁｗ
そうこうしてるうちに、茜ちゃんは坂間家に引っ越してきます。
結婚前に同居ってえらすぎ…。
会社も無事退社。
というか、会社側もあっさり退社を認めて、次に進んでる。
茜ちゃんとしては色々複雑なんだろうね。
やまじの方は悦子先生が他の先生とも会っているのがわかって動揺。
しかもやっぱり教師を目指したいと言い出す…。
悦子先生、未だに真意がよくわからん～。一周回って意外と何も考えてないのかな。
さて、まーちんとやまじに言われて、再び面会にきたまりぶ兄。
「示談に持ち込むんじゃねぇのかよ、先生」
「おまえ、北沢って植木職人に何をした？北沢さん、傷害罪で訴えるってよ。
再逮捕だってよ。示談は失敗。これからは不起訴を勝ち取る目的で戦う」
「金は？まさか坂間っちと山ちゃんに？」
「被害者から金とる訳ねぇだろ、ばか」
そんなまりぶの元に、ゆとりから近況をつづる手紙が届きます。
別れてたら逮捕された人とは距離置きたいと思うのがふつうなのに
気にしてるのはいい子だよね。
そして、「ゆとり」の名前の由来もつづられてました。
「か み さ ま の ゆ と り」
あぁ…。「神様の言う通り」からの「ゆとり」。
すごいな、クドカン！最初からここまで考えてたのかな。
この後「ばかちゃんになっていたかも」というところで、ふふふ…って
笑うまりぶもすごくいい表情。
悲しい寂しい状況の中で、笑いが灯った瞬間。
そして、まりぶ再びの回想。
今度はセレブが生まれた頃のお役所。
「ふざけんなよ。なんで出生届出すのにパスポートがいるんだよ」
「まりぷモッテルヨ」
「規則、規則ってさ、あんた。こんなガキ連れて国外追放って、
あんたそれでも日本人かよ！」
「パスポートハギゾウジャナイヨホンモノ」
「あ、そうなの。じゃあさ、もっとさこうすっと出せよ、バカ女！」
「ヨロシクオネガイシマス」
（この間ずーーーーっとセレブを安定感ある抱っこしてるまりぶは正義でしかないし、
最後笑いかけてるところとかなんかもうまるっとパウチして保存したいパパぶり!!）
再びゆとりの手紙
「子供は親は選べないし、名前も選べない。だから産んでくれた親や、
名前をつけて呼んでくれた家族を信じて、ついていくしかないんですよね。
ゆとり世代もそう。つくって名前つけたのは大人なんだから、ちゃんと面倒
みるべき、ですよね。
そして今度はうちらが社会をつくる番、子供を産んで名前をつける番、ですよね」
まりぶにとってこの手紙は、子供としての立場と親としての立場ダブルで
響いたんだと思います。
「んだよー！自分だけ先に大人になりやがってよー！」
と。
「保釈です」「え？え？起訴じゃねぇの？」
晴れてシャバにー！！
そこにパパと兄が。なんとまりぶママが保釈金を払ってくれたと。
そういや全然出てこないけど、まりぶママは今でもふつうに母親なんだった。盲点。
近づいて迫るまりぶですが、殴る訳でもなく、一言
「入国管理局ってどこ？」
よかった！外に出て一番にユカとセレブの行方を気にしてくれる人でよかった…！
さて、その入国管理局。
どうやら出生届してたことで、その時にちゃんと申請してれば在留特別許可が降りた
とのこと。つまり、ユカちんは逃げ回る必要はなかったと。
「知らねぇもん、そんな制度。学校でも予備校でも教わってねぇよちきしょー！」
キレるまりぶ。
「連絡つきます？」
「つかねぇよ。ケータイ持ってねぇし。ショップ行ったけど契約できなかったよ。
なんなんだよ。在留カード出せって言ったり、パスポート出せって言ったりよー！」
机を下から蹴り上げるまりぶをなだめるパパ。
「とにかく捜索願出して出頭するの待つしか」
怒り心頭で机の上にあがるまりぶ…！
「出頭なんかする訳ねぇだろ！ぼけかすがよ！逃げてんだぞ！」
だよね…。
「まりぶやめなさい。もう、あのな、いいか。
元はといえば、おまえも悪いんだから！え？自業自と…」
（一番嫌いな言葉を！）
「いや、すまん…」
机を降りるパパ。
「……なんで謝んだよ…」
泣くまりぶ。ここの悲しさをたたえた視線からの泣きは観てる側の
気持ちも持っていかれてしまう…！
「なんで謝んだよ！」
「いやだから、おれはおまえにそんなこと言える資格がない。
自分のことを棚に上げちゃってるからさ」
「じゃあ他に誰が言うんだよ！俺に。
いねぇだろ、あんたしか。しっかりしてくれよ、おっさんよぉ！」
まりぶも机から降りるとパパに一発。
「やめなさい！」「民事ですから」（妙に説得力ある一言…）
倒れたパパが改めて土下座をしようとすると、つかみあげて
「安く謝んじゃねぇよ！謝って済むほど軽くねぇよ、あんたのしたことは！
レンタルだったらチェンジだよ、とっくに！チェンジできねぇからムカつくんだよ！
あんたしかいねぇから！親だったらもっと親らしいこと言えよ！
てめぇのことなんか棚にあげりゃいいじゃねぇかよ！
親なら親らしくしろ。選べねぇんだから、こっちはよぉ！」
「…はい」
「はいじゃねぇよ。言えよ、誰が悪いって」
立ち上がって意を決して。
「お前が悪い！自業自得だよ！」
肩を震わせて泣くまりぶ…。
「親父……」
徐々に近づく。
和解の抱擁…かと思いきや、もう一度蹴り！
「てめぇに言われたくねぇんだよ、ばか野郎！」
殴り返す父親。
「おい、どうすりゃいいんだよ？え？」
また殴りかかろうとするまりぶに
「おまえ、それが親に対してすることか！このやろう」
「バカ野郎！バカ野郎！バカ野郎」
殴ってしかる父親。
まりぶはずっと「ちゃんと」叱られたかったんだ。
兄と比べる母親と、負い目を背負った父親と。
両方に全うに正面から怒られることがなくて、
だから大人になりきれなかったんだ。
そして、以前はまりぶの受け売りをゆとりが話すことで
就活という状況を打開したけど、今回はゆとりの受け売りを
まりぶが言うことで状況が変わってる。
上とか下とか、世代とか、そんなの関係ねぇ！ってのが
クドカンの言いたいことなのかなと思ったり。
ちゃんと叱られる。
まりぶに必要な通過儀式。
お兄さんもそれをわかっていたから、止めずに見守ってた。
ちゃんといい家族だよね？
ひと騒動おわって道上家一同は鳥の民に向かいますが
なんと貸し切り！
他の焼き鳥屋でいいじゃんという兄に対して
「ここのじゃなきゃダメなんだよ。外出たらここで焼き鳥食うって…」
と（泣ける！）、その背中に「まりぶくん！」とかける声が。
まーちん！
そして…「まりぶくん！」やまじも！
その時に二人に向ける笑顔！！！！
なにこれ、なにこれ！
なんでこんな純粋な笑顔できちゃうの…!!
心許した人にしか見せない笑顔。
嬉しさと楽しさと安堵と。
なんだよもう、笑顔見て切なくなるってずるいよ…！
恐るべし、柳楽優弥。
まーちんとやまじに促されてお店に入ると顔なじみのメンバーが勢ぞろい。
照れくさそうな笑顔で入るまりぶ。
もちろん座るのはあの席。
しかも坂間っちが焼きます！
どうやら、出所祝いではなく、坂間っちと茜ちゃんの結婚祝いの場のようですがｗ
お兄さんが弁護士やるのは正直不利なんじゃないかと心配していた山路に対して、
「そこはプロですから、法の下では」とｷﾘｯと答えるお兄さん。
「そんなこと言ってますけどね、毎日通っ…」と突っ込むパパ。
「ごちゃごちゃうるせぇなー！坂間っちが集中できねぇだろ！」照れ臭いまりぶくん(´～｀*)
さらにこの後、お兄ちゃんが「多摩美人」のポスターに気づいて、
それをあからさまにごまかすパパ、それを見て笑うまりぶ。
道上家いいじゃん！和む…！！
そして、できあがった焼き鳥とビールを食すまりぶ！
もぐもぐもぐもぐもぐ…からのーグーーッ！！
まーちんの嬉しそうな笑顔。
みんなも見守ってる感じが温かい。
でも、そんな中「お勘定！」と言うまりぶ。
「長居は無用。じゃあな！」って。
あの場所で、坂間っちとやまちゃんに会って、ビール飲んで焼き鳥を食べる。
そのことがすべてなんだね。
慌てて坂間っちが追うと、まりぶパパもまりぶについていく。
肩を組もうとしては足蹴にされる訳だけど、でも二人の間に流れる空気は
確実に変わっていて。
鋼太郎さんと柳楽くんのかけあい演技、全部全部見応えあるなぁ。
残りのメンバーで引き続き飲んでる中（まりぶ兄もｗ）
まーちんが、山岸に「最後に言いたいこと言わせてもらうわ」と言い出します。
「お前、自分で思ってるほど、カッコよくないし、頭よくないし、
ダサいんだから、ヘラヘラしてないで、自分磨く努力しろよ。
でねぇと、出世できねぇぞ」
ここでも。
数年前自分に言われた言葉を、次の世代に全くそのまま伝えていく。
世代なんて関係なく、同じ言葉が響いていく。
3か月後。
10月14日が性教育の日。
10月15日がまーちん茜ちゃんの結婚式。
まりぶは二人と連絡をとらず、パパとそしてなぜか舎弟くんと（いいやつじゃ！）
ビラ配りをしてユカとセレブちゃんを探してて。
やまじは相変わらずDTで変わってなくて。
でも、まーちんと茜ちゃんは幸せなようで、というか間違いなく幸せなのに
茜ちゃんなぜか謝りモード。
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ここから先が最終回！
柳楽くんの演技をいっぱい堪能できて、幸せ。
柳楽くんの演技で泣けて、幸せ。
まりぶのような勢いある演技が最近多いけど、
やっぱり微妙な感情を表情だけで表現するのがうまいなぁと思うし、
観るの好きだなぁって思う。
まりぶくんもどうなるかと思ったけど、捕まったことも、家族関係も
とりあえず解決方向になったから、あとはユカちんとセレブちゃんだけ！
最終回にはクリアしてくれると信じてる…！
さらに、植木職人として生きるのか、大学もう一度目指すのかも明らかに
なりそうだけど、そこはまりぶが自分で決めた道ならどっちでもいいかな＾＾
ラストシーンはちゃんと結婚式で締まる…のかな？
そうだといいな。
寂しいけど、まずは最後まで見届けたい！
