柳楽優弥ファンブログ「ジェットコースターにのって」

柳楽優弥くんズキ。2021年Works「浅草キッド」「太陽の子」「ターコイズの空の下で」「HOKUSAI」「二月の勝者」CM:JRA

『HOKUSAI』制作現場レポート記事

制作現場レポートが出るなんて、さすが気合が入ってるー!
嬉しい!!

柳楽優弥が“世界的アーティスト”北斎役に挑む『HOKUSAI』撮影現場に潜入取材!
潜入したのは、クランクインから2週間ほど経った頃、昨年6月某日の松竹京都撮影所。

6月2日まではCITYだったので、その後クランクインとすると6月下旬頃でしょうか?
ファブルの舞台挨拶はそのために東京に戻ってきたんだろうなぁ。

映画としてコントラストをつけるために、北斎が安定していた中年期の23年を敢えてすっぽり抜きました。

なるほど。とすると、本当に映画の前半半分が青年期、後半半分は老年期とぱっきり 分かれてるかもしれないですね。

企画・脚本の河原さんから『江島春望』、『冨嶽三十六景』の一つ『神奈川沖浪裏』と、『男浪』『女浪』の2連作からなる『怒涛図』の3つの作品で北斎の人生を描きたいと相談を受けました。

波の変化は本当に見ていて楽しいので、これだけでも事前に画を見ておくと
映画がより楽しめそうですね!

今回はアダチ版画研究所さんにご協力いただき、コピーではなく本作のために新たに浮世絵を版で刷ってもらい、特に北斎歌麿写楽らの作品は昔の技法に沿ってつくられたものを映しています

楽しみー!!
浮世絵って言ってみれば「版画」なので、いくらでもコピーはできちゃうんですよね。
でも、「どこに何色をつけるか」などで仕上がりが全く違ってくるのが面白いし、 センスや腕の見せ所だと思うので、映画の中に出てくる浮世絵にも注目したいと思います。
(現代で一番浮世絵の技術があると言われているのがアダチ版画さんです)

北斎の若い頃の史料ってそこまで残っていないので、どんな人物だったのか最初は迷いました。でも、監督と『今回の作品なりの北斎像をつくっていきましょう』と話していろいろ試しています。撮影前には、絵の練習もけっこうしました」という柳楽

絵の練習もしたんですねー!
以前のマンガの練習も役にたったりしたのかなー(´ω`)

今回、意外にも初共演となる2人。阿部が柳楽の印象を「“目”がいいですよね。本番になると急にスイッチが入って、スポンジみたいに吸収して柔軟に対応できる。本当に芝居が好きなんだな、と感じますね。柳楽くんの『誰も知らない』(04)を観て、しばらくしてから僕も是枝(裕和)監督の作品に出させてもらっていたので、そういう意味では少しシンパシーを感じます(笑)」と語ると、柳楽もうれしそうに「(阿部主演の)『海よりもまだ深く』(16)が大好きなんですよ。表情がアル・パチーノに似ているんですよね!阿部さんは、『ここどうしたらいいですかね?』といろいろ相談できる、目指したい俳優さんです」と自然体な姿をさらけ出してくれた。

阿部寛さん、第1回いちごいちえで好きな俳優さんに名前あげてましたよね。
もしかしてこの時既に決まってたとか…?
でも是枝組ってやっぱりなんとなくシンパシーあるものなんですね!

さらに 是枝作品といえば、昨年『万引き家族』(18)で脚光を浴びた事務所の後輩・城桧吏も出演している。「僕に『似ている』と言われることが多くて、撮影したシーンの映像を見せてもらったら、『言おうとしていることはわかるな』と(笑)。現場では会えていないので、いろいろ話してみたい。魅力的な雰囲気の子だと思います」と柳楽。

現場は一緒になってない…? ということは北斎幼年時代??
未だに唯一発表になっていない配役なので気になります。


「HOKUSAI」撮影現場に潜入、柳楽優弥が阿部寛との共演に「正直すごくうれしい」

「彼の目はいいですよね。どこまで伸びるんだろうと思わされる」と阿部もその才能に信頼を寄せている主演の柳楽。阿部との初共演について「正直すごくうれしいです。いろんなことを相談できる人」と笑みをこぼす。「僕はアル・パチーノが好きなんですけど、阿部さんの表情や顔って……ちょっと似てませんか?」と続けると、阿部は「やめてくれ……」と照れた様子を見せていた。また柳楽は「北斎の青年期って全然情報がないんです。最初は迷いましたけど、監督と話して『逆にみんなもわからないところだから、この作品の北斎像を作りましょう』と言ってもらえたのが心強かったです」と述べる。

取材者によって言葉のまとめ方が微妙に違うので、全部くっつけるとなんとなく
現場で出てきた言葉なのかなーってわかりますよねw
違いが面白い。

柳楽優弥、北斎の頑固さに共感 30代を目前に中堅の責任のしかかる
時代劇は、これまで映画『合葬』(2015)などで経験しているが、「所作だらけなので一歩歩くのにも神経を張り巡らせなければならない。だけど気にしすぎると動けなくなってしまう」と課題は山積みだったようだ。

お茶をやっていてもやっぱり所作は大変なんですね。
でも「散り椿」の時なんかも素人目ですが、とても綺麗だったので柳楽くんの
時代劇はやっぱり好きです(´ω`)

「あきらめないというのはいいなと思います。そういう頑固さは僕にも多少ありますし、そういうことって生活においても大事だなと思う瞬間があります。北斎歌麿写楽に比べると不器用で、壁にぶち当たっては一つ一つ壊していく。『俺はただこれをやりたい』と信じる力がすごいと思います。そういうひたむきさや努力を芯にしていますし、自信をもってやっています。北斎って描いた枚数もすごいんですよね。本当に毎日描き続けていたんじゃないかと思えるほどの数が残っているようで」

そう思うと、北斎って柳楽くんと似てるかもしれないですね。
不器用で時々頑固で、でも自分を信じて、努力をする。
似てる。

北斎歌麿より年下、写楽より年上の設定。2人の間に立つ北斎にも感じることがあったようだ。「僕は今、30歳手前なんですが後輩も増えてきていて、それに伴って責任も大きくなり、20代真っ只中の時に比べて立ち位置が変わってきていると感じています。30歳を目前にした今は、年上でいることと年下でいることの両方が見えるので、そういう意味では北斎写楽歌麿に何を感じるのかというのは理解できます」

いやー、これ凄くわかる!
私も30代の頃思いました。
あと、とにかく30代になってくると、あんまり周りが怒ってくれなくなるんですよ。
もうどう仕事するかも含めて自分の責任、という。
20代の「まだ若いんでよくわかりませんでした」みたいな言い訳ももう
通用しない一方で、ベテランほどの経験もないし、色々難しいことも
あるけど、でもだからこそ仕事が面白く感じる時期でもあったので
柳楽くんにとっても楽しい30代になるといいなぁ。

是枝組といえば、『万引き家族』の名子役・城桧吏も本作に出演。柳楽は同じ事務所(スターダストプロモーション)の後輩でもある彼を「スターダストプロモーションホープ」だと言い、「『万引き家族』のときに、彼が僕と似ているとおっしゃる方が分福(※是枝裕和西川美和らによる制作者集団)周りにも結構いて。監督が(城を)撮った写真などを見るとわかるなと思いますし、うれしいですね。会っていろいろと話してみたいと思えるような魅力的な雰囲気の子だと思います」と興味津々の様子だった。

分福の中で既に話題沸騰だったんだw


柳楽優弥がスクリーンに描き上げた“葛飾北斎” 阿部寛「面白い俳優だと思っていた」
柳楽「正直に言えば、すごく嬉しいです! 是枝監督の作品で繋がっている部分もあるので、色々なことを相談できます。僕が“身長を抜きにして”目指している方なんです(笑)」

阿部「(是枝組への参加は)柳楽君の方が早いですが、シンパシーを感じますよ。(14歳で)カンヌで賞を受賞して、その後も苦労したのだろうなと思います。こうやって一緒に芝居ができるということは、これまでに様々なことがあって実現したこと。感心しています」

柳楽「『海よりもまだ深く』が好きなんです。それにアル・パチーノも大好きなんですが……『海よりもまだ深く』に出演されている時の阿部さん、アル・パチーノの“表情”と似ていませんか? (阿部に)これを伝えてしまったんですが、そういう点を含めて、本当に憧れます。冗談抜きですよ」

阿部「やめてくれ(笑)」

熱く想いを語る柳楽に、阿部は苦笑し、少し戸惑った様子。しかし、自身の役どころと同様に、柳楽の才能に対して、しっかりと分析を行っている。「面白い俳優だなと思っていました。掴みどころがなく、どこまでも伸びていく可能性を秘めている。別の機会に、1度お会いしたことがあるんです。出演している作品の印象とは異なり、良い意味で面白い。本当に“役者”なのだなと――演技をすると、ガラっと変わる。そういうことができる方なんです」と厚い信頼を寄せていた。

阿部「(柳楽は)目がいいんですよ。雰囲気の出し方も含め、これまで見たことがない俳優です。監督の要望にも柔軟に対処できますし、なんでも吸収していく。ある程度完成してしまう人っているじゃないですか? 彼はスポンジのようになんでも吸い込んでいくんですよ。本当にお芝居が好きなんだなというものが伝わってきます」

共演者の柳楽くん評って昔から好きなのですが、
なんか凄くわかるなぁ。
「なんでも吸い込んでいく」「これまで見たことがない俳優」
嬉しいなぁ。
こうやって第一線で活躍している先輩俳優さんにそう言ってもらえるのは。

柳楽「俳優の業界も、他の人がステージにあがっていたら、悔しいんです。(北斎を取り巻く環境と)似たような場所ですから、理解できます。29歳になり、50代くらいの先輩の方々に対しては“学ぶ”という意識を持っていますが、30代の方々には“負けない”ようにしたいと考えるようになりました。それに後輩も増えてきたことで、自分の立ち位置が、20歳の頃とは変わり、責任も芽生えてきた。上と下が見える――そういう意味でも、北斎写楽歌麿の関係性がわかるんです」

こういうのを、変なガツガツさではなく、ストレートに言えるのもいいなーと思います。
(20代前半はガツガツさが出ていて、それはそれであの年代でしかもたない感情
だったと思うので、よかったんだと思いますが)


業界試写も始まってるようですし、いよいよですね~!!